【Googleスプレッドシート】空白行を削除する関数

Googleスプレッドシートで表などのデータ範囲から空白行を削除するには、FILTER関数を使って空白ではない行を抽出する方法や、フィルター機能で空白行を抽出して削除する方法があります。本記事では、セル内の空白行を削除する方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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空白行の削除:FILTER関数を使う方法

Googleスプレッドシート】空白行を削除する関数

データの中から空白行を除いたリストを抽出したい場合、FILTER関数が便利です。この関数を使うと、指定した範囲の中から、特定の条件を満たす行だけを抽出できます。

例えば、セルA2からセルBの範囲から、A列が空白の行を削除したい場合、数式は以下のようになります。

例:=FILTER(A2:B,A2:A<>"")

<>"" は、「空白ではない」という意味の条件です。

FILTER関数の引数:(範囲, 条件1, [条件2, …])

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空白行の削除:フィルターを使う方法

Googleスプレッドシート】空白行を削除する関数

データの中から空白行を削除したい場合、フィルター機能が便利です。

まず、空白行を削除したいデータ範囲を選択し、「データ」→「フィルタを作成」を選択します。

各列の見出しに表示される絞り込みのためのアイコン(逆三角形)をクリックし、フィルタメニューから以下の操作を行います。

  1. クリア」をクリックして、すべてのチェックを外します。
  2. リストの中から「空白」の項目にのみチェックを入れます。
  3. OK」をクリックします。
Googleスプレッドシート】空白行を削除する関数

これにより、選択したデータ範囲の中で、空白の行のみが抽出された状態になります。

これらの抽出された空白行を削除するには、行番号を直接選択(複数行の場合はドラッグ)し、右クリックメニューから「行を削除」を選択します。

Googleスプレッドシート】空白行を削除する関数

空白行の削除が完了したら、再び絞り込みアイコンをクリックし、フィルタメニューから「すべて選択」をクリックして「OK」を押すと、元のデータ全体が再表示され、空白行だけが削除された状態になります。

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セル内の空白行の削除:SUBSTITUTE関数を使う方法

Googleスプレッドシート】空白行を削除する関数

セル内の空白行を削除したテキストを生成する場合、SUBSTITUTE関数が便利です。

例えば、セルA2のテキストに含まれる空白行を削除したい場合、数式は以下のようになります。

例:=SUBSTITUTE(A2,CHAR(10),"")

CHAR(10) は、改行を表すコードです。この数式では、改行コードを空の文字列 ("") に置き換える」という処理を行っています。

SUBSTITUTE関数の引数:(検索対象のテキスト, 検索文字列, 置換文字列, [出現回数])

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セル内の空白行の削除:検索と置換を使う方法

Googleスプレッドシート】空白行を削除する関数

セル内の空白行をまとめて削除する場合、「検索と置換」が便利です。

まず、キーボードの Ctrl + H (Macの場合は Command + Option + F)を押して、「検索と置換」を開きます。次に、検索欄に改行コードを表す \n を入力し、「正規表現を使用した検索」にチェックを入れます。

Googleスプレッドシート 空白行を削除する関数

最後に「すべて置換」を押すと、セル内の空白行が削除されます。

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