
Googleスプレッドシートでデータの重複入力を防ぐには、「入力自体を拒否(または警告)する」方法と、「入力後に隣のセルへ「重複」と表示させる」方法の2つがあります。それぞれの設定手順を分かりやすく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
重複入力を警告・禁止する(データの入力規則)
単一列で重複をチェックする場合

【手順1】データの入力規則を開く
- 重複を防ぎたいセル範囲(例:
A2:A100)を選択します。 - メニューの「データ」➔「データの入力規則」を開き、「ルールを追加」をクリックします。

【手順2】ルールを設定する
- 条件から「カスタム数式」を選び、数式欄に以下のように入力します。
- 例:
=COUNTIF($A$2:$A, A2)=1
- 例:
- 「詳細オプション」を開き、「データが無効な場合」の設定を選びます。
- 警告を表示:同じ値を入力すると「無効」の警告が表示されますが、入力自体は可能です。
- 入力を拒否:同じ値を入力しようとするとエラーになり、入力自体できなくなります。
COUNTIF関数の引数:(検索範囲, 検索条件)
📖 数式の解説:
COUNTIF関数は固定された「検索範囲」から各行の「値」を探し、=1 が成立するかどうかを検証します。成立(=重複がない)すれば入力OK。
複数列を比較して重複をチェックする場合

- 重複を防ぎたい範囲を選択します。(離れた範囲の場合は
Ctrlを押しながら選択) - データの入力規則の「カスタム数式」を選び、数式欄に以下のように入力します。
- 例:
=COUNTIF({$A$2:$A;$B$2:$B},A2)=1
- 例:
📖 数式の解説:
中括弧 { } の中にセミコロン ; で区切りながら範囲を並べることで、複数の列を1つの範囲として結合します。その結合された範囲の中から各行の値が =1(1つだけ)かどうかを判定します。
複数列の「組み合わせ」で重複をチェックする場合

【手順】
- 重複を防ぎたい範囲を選択します。(例:A2:B100)
- データの入力規則で 「カスタム数式」 を選び、数式欄に以下のように入力します。
- 例:
=COUNTIFS($A$2:$A,$A2,$B$2:$B,$B2)=1
- 例:
COUNTIFS関数の引数:(条件範囲1, 条件1, [条件範囲2, …], [条件2, …])
📖 数式の解説:
「A列が同じ」かつ「B列が同じ」という2つの条件が揃っ場合 =1のみ入力を許可します。
隣のセルへ「重複」と表示させる(IF + COUNTIF)
重複しているデータすべてに「重複」と表示する

【手順】
- 「重複」と表示させたい隣のセル(例:
B2)に、以下の数式を入力します。- 例:
=IF(COUNTIF($A$2:$A, A2)>1, "重複", "")
- 例:
- 数式を入力したセルを、下方向へオートフィルでコピーします。
📖 数式の解説:
範囲全体($A$2:$A)の中に各行の値が2個以上(>1)あるかどうかを判定し、あれば「重複」の文字を、なければ「空白」を表示させます。
2回目以降に出てきたデータだけに「重複」と表示する

【手順】
- 「重複」と表示させたい隣のセル(例:
B2)に、以下の数式を入力します。- 例:
=IF(COUNTIF($A$2:A2, A2)>1, "重複", "")
- 例:
- 数式を入力したセルを、下方向へオートフィルでコピーします。
💡 数式のポイント:
検索範囲の始点($A$2)だけを絶対参照にします。これにより数式を下にコピーする度に範囲が1行ずつ広がり、「2回目以降に出てきたデータ」だけに「重複」と表示させることができます。