【Googleスプレッドシート】重複を防止する・重複チェックする関数

スプレッドシートで特定の範囲に同じ値が入力されている場合に、「重複」を表示させる方法をご紹介します。重複値を入力すると、2つ目以降に「重複」を表示する方法や、重複値の入力をできなくする方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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重複をチェックする関数

スプレッドシートで重複を防止する、チェックする関数

まずCOUNTIF関数を使って、検索範囲に条件値が出現する個数を取得します。

このとき検索範囲のみ固定し、条件のセルは固定しないのがポイントです。

例:COUNTIF($A$2:$A$6,A2)

COUNTIF関数の構成要素:(検索範囲, 検索条件)

スプレッドシートで重複を防止する、チェックする関数

次に、出現個数が1より大きいなら「重複」を、それ以外は「空白」を表示するようにします。

IF関数の論理式に COUNTIF関数>1 を指定すればいいので、数式は例の通りです。オートフィルでコピーすると、重複値の隣に「重複」が表示されます。

例:IF(COUNTIF($A$2:$A$6,A2)>1,”重複”,””)

IF関数の構成要素:(論理式, TRUE値, FALSE値)

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重複を防止する方法

重複を防止する方法を、2つご紹介します。1つ目は重複値を入力したら隣のセルに「重複」を表示する方法で、2つ目は重複値の入力自体をできないようにする方法です。

入力したら「重複」を表示する関数

スプレッドシートで重複を防止する、チェックする関数

まずCOUNTIF関数を使って、範囲内に条件値が出現するのが何回目かを取得します。

このとき、検索範囲の始点のみ固定するのがポイントです。数式をオートフィルでコピーすると、終点は1行ずつ移動することで検索範囲が拡大していきます。

例:COUNTIF($A$2:A2,A2)

COUNTIF関数の構成要素:(検索範囲, 検索条件)

スプレッドシートで重複を防止する、チェックする関数

次にIF関数を使って、出現回数が1より大きいなら「重複」を、それ以外は「空白」を表示するようにします。数式は例の通りで、オートフィルでコピーしておきます。

例:IF(COUNTIF($A$2:A2,A2)>1,”重複”,””)

既に存在する値を新しく入力すると、隣に「重複」が表示されます。

IF関数の構成要素:(論理式, TRUE値, FALSE値)

入力を禁止する方法

スプレッドシートで重複を防止する、チェックする関数

入力範囲を選択し、データタブから[データの入力規則]を開きます。

ショートカットキー:[Alt]+[D]→[V]

スプレッドシートで重複を防止する、チェックする関数

[ルールを追加]をクリックします。

条件を[カスタム数式]に設定し、=COUNTIF($A$2:$A$5,A2)=1 を入力してください。

COUNTIF関数の検索範囲は固定し、条件には検索範囲の先頭のセルを指定します。

スプレッドシートで重複を防止する、チェックする関数

[詳細オプション]を開きます。

データが無効の場合に[入力を拒否]にチェックを入れ、[完了]をクリックします。

範囲内に重複値を入力をしようとすると、エラーメッセージが表示されて入力できません。

[警告を表示]にするとエラーメッセージを表示しますが、重複値の入力は可能です。

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