
Excelの「QUARTILE.INC」関数を使うと、「四分位数」や「四分位範囲」を簡単に計算できます。この記事では、関数の基本の使い方から、四分位をグラフ化する「箱ひげ図」の作り方を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
四分位数とは?

データを昇順に並べ、ちょうど4等分したときにできる「3つの境目」に該当する値のことです。起点の「0(最小値)」と、終点の「4(最大値)」の2つを合わせて、合計5つの区切り(0〜4)でデータを表現します。
- 最小値: 四分位数に
0を指定 - 第一四分位数: 四分位数に
1を指定(下から25%の位置にある値) - 第二四分位数: 四分位数に
2を指定(下から50%の位置にある値) - 第三四分位数: 四分位数に
3を指定(下から75%の位置にある値) - 最大値: 四分位数に
4を指定
四分位数出す(QUARTILE関数)

【手順】データごとの四分位数を出す
- 「四分位数(0~4)」とその「項目名」を、空いている場所(例:C:D)に入力しておきます。
- 「内容」の隣の列(例:E)に以下のように入力し、オートフィルで下にコピーします。
- 例:
=QUARTILE.INC($A$2:$A$8,C2)
- 例:
QUARTILE関数の引数:(データ範囲, 四分位数)
📖 「QUARTILE.INC」と「QUARTILE.EXC」の違い:
「1, 2, 3, 4, 5, 6, 7」という7つのデータで四分位数を求める場合、以下のようになります。
- INC(基本コレ):最小値と最大値も含めて、4等分(25%, 50%, 75%)の位置を決めます。第一四分位数 (25%)は「2.5」になります。
- EXC:最小値と最大値は除いて、4等分(25%, 50%, 75%)の位置を決めます。第一四分位数 (25%)は「2」になります。
四分位範囲を計算する

四分位範囲は「第三四分位数」-「第一四分位数」で求められます。
例:=E5-E3
📖 四分位範囲とは?
「データを小さい順に並べたときの、真ん中(50%)のデータが収まっている範囲」のことです。上記の「1, 2, 3, 4, 5, 6, 7」の例で考えると、5.5-2.5=3 になります。
箱ひげ図を使ってグラフ化する

【手順1】箱ひげ図を挿入する
- 元データ(数値の範囲)を選択します。
- 「挿入」 タブ にある「統計グラフの挿入」 から、「箱ひげ図」をクリックします。
📖 横軸が「1」になる場合:
各数値の左に項目がない場合、グループ「1」として自動で名前が付きます。「1」をDeleteし、「グラフ要素」→「軸ラベル」→「第1横軸」から名前を設定できます。

【QUARTILE.INC の値に一致させる】
デフォルトで「排他的四分位数(EXC)」に設定されているため、QUARTILE.INCで出した四分位数とは若干ずれが生じます。もしINCの値と合わせたい場合は、以下の手順で設定します。
- グラフの箱を右クリックし、「データ系列の書式設定」を開きます。
- 「系列のオプション」の「四分位数の計算」を、「包括的な中央値」に変更します。