エクセルにおける平均値の出し方

エクセルやスプレッドシートで平均を求めるAVERAGE関数についてご紹介します。値がゼロのセルを除外して計算するAVERAGEIF関数や、平均値をステータスバーに表示させる方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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AVERAGE関数で平均を出す方法

エクセルやスプレッドシートで数値の平均を出すには、AVERAGE関数を使用します。コマンドをクリックするだけで、簡単に関数を入力することも可能です。

AVERAGEの使い方

エクセルにおける平均の出し方

AVERAGE関数は、セル範囲に含まれる「数値」の平均を出す関数です。

セルに「=AVERAGE( )」を入力し、括弧内に平均を出したいセル範囲を指定します。

AVERAGE関数の構成要素:(数値 1, [数値 2], …)

エクセルにおける平均の出し方

AVERAGE関数の「数値」には、カンマ( , )で区切って複数の範囲を指定できます。

例えば「=AVERAGE(B1:B3,D1:D3)」のように2つの範囲を指定すると、2つの範囲を合計した平均「350」が算出されます。

AVERAGE関数をコマンドから入力する方法

エクセルにおける平均の出し方

①まず関数を入力したいセルをクリックして、「数式」タブを開きます。

「オートSUM」コマンドのリストから、③「平均」をクリックします。AVERAGE関数と、数値の範囲が自動で入力されました。

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AVERAGEIF関数でゼロ以外の平均を出す方法

平均を出すときに値がゼロのセルを除外するには、AVERAGEIF関数を使用します。演算子を活用して、検索条件に「ゼロでない」を指定してみましょう。

AVERAGE関数の計算対象

ゼロを含まない平均を出すAVERAGEIF関数

AVERAGE関数では、指定した範囲に含まれる「文字列・論理値・空白セル」は無視されます。

ただし、値 0 (ゼロ) を含むセルは計算の対象です。そのためセルが空白の場合とゼロの場合では、被除数(割られる数)が同じでも除数(割る数)が異なります。

AVERAGEIF関数の使い方

ゼロを含まない平均を出すAVERAGEIF関数

AVERAGEIF関数は「範囲」に含まれる数値の中から、「検索条件」に一致するすべてのセルの平均 を返す関数です。

値がゼロのセルを除外して計算するには、検索条件に「”<>0″」を入力します。※ダブルクォーテーション(” “)を忘れないように注意しましょう。

「<>」は不等号を「≠」を表す記号です。つまり検索条件に「<>0」を指定すると、「ゼロでない」に一致するすべてのセルの平均を算出します。

ゼロを含まない平均を出すAVERAGEIF関数

セルに「=AVERAGEIF(B1:B3,”<>0″)」を入力し[Enter]キーを押すと、ゼロを除いた平均(100+300)/2=200が算出されました。

AVERAGEIFの構成要素:(範囲, 検索条件, [平均範囲])

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ステータスバーに平均を表示させる方法

ステータスバーを活用すれば、関数を使わずに平均を調べられます。セル範囲を選択するだけで平均が表示されるように、設定を変更してみましょう。

エクセルで平均を表示させる方法

ステータスバー(ブックにある最下部のバー)の上で右クリックします。

「ステータスバーのユーザー設定」から「平均」をクリックしてチェックを入れます。

スプレッドシートにおける平均の出し方

数値が入力されている範囲を選択するだけで、ステータスバーに平均が表示されるようになりました。

AVERAGE関数と同様に「文字列・論理値・空白セル」は無視され、値 0 (ゼロ) を含むセルは計算の対象となります。

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