エクセルのAVERAGE関数でゼロを含む範囲からゼロを除いた平均を出す方法や、飛び飛びのセルの平均を出す方法をご紹介します。平均値がエラーになる場合や、ゼロになる場合の解決方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
平均を求める方法
AVERAGE関数は指定した値または範囲内の値から、平均値を返します。
例えば AVERAGE(A2:A4) なら、(10+30+20)/3=20 です。空白のセルや文字列を含むセルは無視されますが、0 値は計算対象に含まれます。
AVERAGE関数の構成要素:(数値 1, [数値 2], …)
離れた複数のセル範囲を指定する場合、カンマで区切りながら入力します。
このとき[Ctrl]キーを押しながら範囲を選択すると、範囲をまとめて入力可能です。
0を除く平均を求める方法
AVERAGEIF関数は指定した範囲から、検索条件と一致する値の平均を返します。
ノットイコールを表す比較演算子は <> です。例えば AVERAGEIF(A2:A4,”<>0″) なら、指定した範囲から 0 のセルを無視した平均値を返します。
AVERAGEIFの構成要素:(範囲, 検索条件, [平均範囲])
平均がでないときの解決方法
AVERAGE関数の参照範囲にエラー値が含まれる場合に、IFERROR関数で参照範囲のエラーを空白にする方法のほか、AGGREGATE関数を使ってエラーを無視した集計をする方法もあります。
平均が0になる
AVERAGE関数が、自身のセルを参照(循環参照)している可能性があります。
参照範囲を確認し、数式を入力したセルが範囲に含まれていないか確認してください。
平均がエラーになる
参照範囲にエラー値が含まれていると、平均値もエラーになります。このような場合はAGGREGATE関数の集計コードに 1、オプションに 6 を指定してください。
例えば AGGREGATE(1,6,A2:A4) なら、指定した範囲からエラー値を無視した平均を返します。
AGGREGATE関数の構成要素:(集計コード, オプション, 範囲 1, [範囲 2], …)
また参照範囲の数値が文字列として入力されている場合に、#DIV/0!エラーになります。
このような場合、表示形式を[標準]にして数値を入れなおしてください。
ステータスバーの平均がでない
ステータスバーの上で右クリックメニューを開き、[平均]にチェックを入れてくてださい。
対象範囲を選択すると、ステータスバーに平均が表示されます。