
エクセルで「5個」のようにセルに文字(単位)が入力されていると、掛け算をしたときに #VALUE! エラーになったり、SUM関数で合計したときに 0 になってしまったりします。この記事では、単位を一括で消す方法から、そのまま数式内で強引に計算する方法まで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
単位を消して計算する

【手順1】単位を消す
- 単位を消したい範囲を選択し、
Ctrl+Hを押して「置換」を開きます。 - 「検索する文字列」に単位(例:個)を入力します。
- 「置換後の文字列」には何も入力せずに、「すべて置換」をクリックします。

【手順2】見た目だけ単位を付ける
- 同じ範囲を選択し、
Ctrl+1を押して「セルの書式設定」を開きます。 - 分類の「ユーザー定義」を選びます。
- 「種類」の入力欄に
0"個"のように入力し、「OK」を押します。
単位入りのまま計算する
掛け算・割り算・足し算・引き算の場合

SUBSTITUTE関数を使い、指定した「検索文字列」を空白("")に置換して削除します。
例:=SUBSTITUTE(B2,"個","")*A2
SUBSTITUTE関数の引数:(検索対象のテキスト, 検索文字列, 置換文字列, [置換対象])
SUM(合計)の場合

単位を消したそれぞれの数字に1を掛け合わせ、合計します。
例:=SUMPRODUCT(SUBSTITUTE(B2:B4,"個","")*1)
SUMPRODUCT関数の引数:(配列1, [配列2, …])
数字以外を消して計算する(Excel 2021以降)
Excel 2021以降の場合

テキストの先頭から1文字ずつ取り出し、1を掛けた結果がエラーでない値(=数字)を使います。
- 掛け算:
=CONCAT(IFERROR(MID(B2,SEQUENCE(100),1)*1,""))*A2 - 合計:
=SUM(IFERROR(MID(B2:B4,SEQUENCE(1,100),1)*1,0))
📖 詳しい解説は「数字だけ抽出する・残す方法」の記事をご覧ください。
Excel 2024以降の場合

REGEXREPLACE関数を使い、数字以外を空白("")に置換して削除します。
- 掛け算:
=REGEXREPLACE(B2,"\D","")*A2 - 合計:
=SUM(REGEXREPLACE(B2:B4,"\D","")*1)
💡 ポイント:\D は、正規表現で「数字ではない文字すべて」を表します。
REGEXREPLACE関数の引数:(テキスト, 正規表現, 置換後の文字列)