エクセルのシートを別シートと紐付けて、データが自動反映されるようにする方法をご紹介します。別ブックと紐付ける方法や、INDIRECT関数で別シートを参照する方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
別シートのデータを反映させる方法
まず [Shift]+[=] でイコールを入力し、反映元のデータがあるシート名をクリックします。
クリックしたシートに移動するので、反映元のセルをクリックしてください。
イコールに続けて、自動的にシート名とセル番号が入ります。
最後に[Enter]キーで確定すると、反映先のシートに値が表示されました。値は元のデータに変更があると、反映先のシートも連動して更新されます。
数式はオートフィルでコピーすると、連続するセルの値も表示できます。
オートフィル:セルの右下にカーソルを合わせ、十字マークをコピー方向へ引っ張ります。
別シートの範囲を反映させる方法
まず反映先の範囲を全て選択した状態で、イコールを入力します。
次に反映元のデータがあるシートに移動し、データ範囲を選択してください。
最後に [Ctrl]+[Shift]+[Enter] で確定すると、選択したおいた範囲に値が一括で反映されます。
この方法では値を範囲で反映しているため、個々のセルを編集したりすることはできません。個々のセルで管理する場合は、次の方法をご参照ください。
反映元のデータ範囲を、[Ctrl]+[C] でコピーします。
反映先のセルで右クリックメニューを開き、貼り付けオプションから[リンク貼り付け]を選択してください。元データが更新されると、これらの反映先の値も更新されます。
別ブックのデータを反映させる方法
まず、反映先のセルにイコールを入力します。
次に表示タブの[ウィンドウの切り替え]から、反映元のデータがあるブックを選択してください。
選択したブックに切り替わるので、反映元のセルをクリックして[Enter]を押します。
反映先のセルに、別ブックのデータが反映されました。これはオートフィルでコピーできないため、一連のセルを反映する場合は次に解説する範囲入力をご参照ください。
別ブックの範囲を反映させる場合、反映先の範囲を全て選択した状態でイコールを入力します。
表示タブの[ウィンドウの切り替え]から、反映元のデータがあるブックを選択します。
ブックが切り替わったら、データ範囲を選択して [Ctrl]+[Shift]+[Enter] で確定します。
反映先のセルに、別ブックのデータ範囲が一括で反映されました。
INDIRECT関数で別シートを参照する方法
INDIRECT関数は指定した参照文字列に該当するセルの値を返します。
別シートを指定する場合は (“シート名”&”!セル番地”) のように、シート名とセル番地を結合します。
例えば INDIRECT(B1&”!B5″) なら、1月シートのB5セルの値を返します。
INDIRECT関数の構成要素:(参照文字列, [参照形式])
オートフィルで数式をコピーすると、それぞれのシートのB5セルから値を返します。
セル番地もセル参照にする場合は、シート名と“びっくりマーク”とセル番地 を結合してください。