
Excelで文字列の特定の位置に文字を追加するなら、REPLACE関数が便利です。この記事では、REPLACE関数の基本的な使い方から、複数の箇所への文字の挿入方法まで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
REPLACE関数で途中に文字を追加する方法

REPLACE関数は、指定した文字列内の特定の位置にある文字を、別の文字に置き換える関数です。
例えば、セルA2に入力された「1234567」という文字列の4文字目に「-」を追加したい場合、以下の数式を使用します。
例:=REPLACE(A2,4,0,"-")
ポイントは、「文字数」の引数に「0」を指定していることです。これにより、REPLACE関数は指定した位置にある文字を置き換えるのではなく、「0文字」を新しい文字列「-」に置き換える、つまり文字を追加するという動作になります。
REPLACE関数の引数:(文字列, 開始位置, 文字数, 置換文字列)

テキストの複数個所に特定の文字を追加したい場合、REPLACE関数を入れ子(ネスト)します。
例えば、セルA2に入力された「9012345678」という文字列の3文字目と8文字目に「-」を追加したい場合、以下の数式を使用します。
例:=REPLACE(REPLACE(A2,3,0,"-"),8,0,"-")
この数式では、まず内側の
によって、セルA2の3文字目に「-」が追加されたテキストが生成されます。次に、その結果が外側のREPLACE関数の「文字列」として渡され、その8文字に「-」が追加されるという仕組みです。REPLACE(A2,3,0,"-")