スプレッドシートで連番を入力するのに便利な、SEQUENCE関数の使い方をご紹介します。SEQUENCE関数を使って連番を入力するメリットや、連番を日付で入力する方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
SEQUENCE関数とは?
SEQUENCE関数では 1、2、3、4 など、配列内の連続した数値の一覧を生成できます。例えば SEQUENCE(100) なら、1~100までの数値を一括で挿入可能です。
- メリット1:途中の行を削除しても、連番が崩れない。
- メリット2:大量の連番を、指定した間隔で一括入力できる。
SEQUENCE関数の構成要素:(行数, [列数], [開始値], [増分量])
縦横のリストに連番を生成する場合は、列数に数値を指定します。
例えば SEQUENCE(5,2) なら生成されるのは5行2列の、1~10 までの連番です。開始値に日付を指定して5行7列の連番にすると、カレンダーが簡単に作成できます。
配列の展開先に何らかのデータが入力されていると、#REF!エラーになります。
途中から始まる連番を生成する場合は、開始値に任意の数値を指定します。
例えば SEQUENCE(5,1,10) なら、生成されるのは10から始まる5行の連番です。このとき列数は省略できないので、1 以上の数値を指定してください。
列数を省略または 1 より小さい数値を指定すると、#NUM!エラーになります。
一定間隔の連番を生成する場合は、増分量に数値を指定します。
例えば SEQUENCE(5,1,1,2) なら、生成されるのは2ずつ増量する5行の連番です。このとき列数には 1 以上の数値を、開始値には任意の数値を指定してください。
増分量を指定した状態で開始値を省略すると、0 から始まる連番を生成します。
横一列の連番を生成する場合は、行数に 1 を指定します。行数は省略できません。
SEQUENCE関数で日付の連番を入力する方法
連番を日付で生成する場合は、SEQUENCE関数の開始値に年月日を指定します。
区切り記号には 2023/4/1 のようにスラッシュか、 2023-4-1 のようにハイフンを使用してください。関数内に日付を直接指定する場合、二重引用符(“日付”)が必要です。
例えば SEQUENCE(7,1,”2023/4/1″)なら、2023年4月1日から1週間分の日付を生成します。
二重引用符がないとスラッシュは除算記号、ハイフンは減算記号として計算されます。
日付の生成結果が、数値になってしまうことがあります。
このような場合は表示形式タブの[数字]から、[日付]を選択してください。年度や月を消す方法については、日付の表示形式を設定する方法 で詳しく解説しています。
日付間の生成をする場合、終了日と開始日を減算して1 を加算した日数を行数に指定します。
例えば SEQUENCE(A4-A2+1,1,A2) なら、2023年4月1日から2024年3月31日までの日付を一括で生成可能です。
行数に日付を直接指定する場合は、”2024/3/31″-“2023/4/1” になります。