
Googleスプレッドシートの条件付き書式で「カスタム数式」を使えば、期日が過ぎた行に自動で色を付けることができます。既に完了済みのタスクにも色を付ける方法や、ほかのルールと優先度を付けて適用させる方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
期日が過ぎたら色を付ける
今日より前の行全体に色を付ける

色を付けたい範囲を選択し、「表示形式」→「条件付き書式」を開きます。

書式設定の条件を「カスタム数式」に変更し、以下のような数式を入力します。
例:=$A2<TODAY()
【ポイント】
- 判定式のセルは、日付の列の一番上のセル(例:
A2)を指定します。 $A2のように、検査値の列のみを絶対参照($を付ける)にします。これにより、A列の日付が「今日より小さいかどうか」を基準に、行全体に色が適用されます。
💡 期限の当日も含める場合
もし、期限の当日(今日)も含めて色を付けたい場合は、比較演算子を「以下(<=)」にします。
例:=$A2=<TODAY()
完了済みの行にも色を付ける

期限切れの日付に色を付けるだけでなく、既に完了済みのタスクにも色を付けたい場合、新しくルールを追加し、次のような数式を入力します。
例:=$C2<>""
この数式は、C列の完了日が空白ではない (<>"")を満たす行全体に、書式ルールが適用されます。
期日が近い行に色を付ける
3日前から色を付ける

期限(今日)の3日前から色を付けたい場合、以下のように日数を追加します。
例:=$A2=<TODAY()+3
この数式は、期限が過ぎた過去の日付も含めて「真(TRUE)」と判定するため、すべての過去の日付に色が付きます。
優先順位でルールを適用する

「期限切れ」と「3日前」を区別したい場合、設定したルールの優先度を調整します。ルールの左側にある点々をドラッグすると、順番を入れ替えられます。
- 最優1(期限切れ):
=$A2<TODAY() - 優先2(3日前):
=$A2<=TODAY()+3
条件付き書式は上から順に評価されるため、期限切れのルールが先に適用され、その行には優先2(3日前)のルールは適用されません。
その他の条件による色付け
- 重複:COUNTIF関数を使った重複データの色付けは「重複データに色付けする方法」をご覧ください。
- 最大値:MAX関数を使った最大値の色付けは「最大値に色を付ける方法(行ごと・列ごとも)」をご覧ください。
- 最小値:MIN関数を使った最小値の色付けは「最小値を色付け・抽出する方法」をご覧ください。
- 順位:RANK関数を使った順位別の色付けは「ランキング(順位)で色付け・抽出する方法」をご覧ください。
- 土日:WEEKDAY関数を使った土日の色付けは「土日に色を付ける方法」をご覧ください。
- 祝日:COUNTIF関数を使った祝日の色付けは「「祝日」に色を付ける方法【祝日リスト付】」をご覧ください。
- 今日の日付:TODAY関数を使った今日の日付の色付けは「今日の日付に色を付ける方法」をご覧ください。
- 交互の背景色:MOD関数を使った交互の背景色の付け方は「交互の背景色をつける方法」をご覧ください。