
今回はGoogleスプレッドシートでチェックボックスを作成する方法や、チェック数をカウントする方法をご紹介します。チェックを一括でクリアする方法や、チェックボックスに色を付ける方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
チェックボックスを作成する方法

①チェックボックスを追加したいセルを選択します。
②「挿入」タブから③「チェックボックス」をクリックすると、チェックボックスが追加されました。

①列記号(A)をクリックすると、列全体が選択状態になります。
②「挿入」タブから③「チェックボックス」をクリックすると、A列のすべてのセルにチェックボックスを作成できました。
このようにチェックボックスは、選択したすべてのセルに一度に挿入可能です。またチェックボックスは文字と同じように[Ctrl]+[C]でコピーできます。
チェックボックスを削除する方法

スプレッドシートのチェックボックスは文字と同じように、 [Delete] キーまたは [Backspace]キーを押すことで削除できます。
チェックボックスを間違えて消してしまったときは、キーボードの[Ctrl]+[D]ですぐに修正可能です。
1つ上のセルをコピーするショートカットキー:[Ctrl]+[D]
チェックボックスをカウントする方法

まず、データタブから データの入力規則 を開いてください。
既に作成済みのチェックボックスがある場合は、該当のルールを選択します。新しくチェックボックスを作成する場合はルールを追加し、条件からチェックボックスを選びます。

次に、カスタムのセル値を使用する にチェックを入れます。
最後にチェックマーク付きに 1 を、チェックマークなしに 0 を入力し、完了をクリックします。
既定ではチェックマーク付きは TRUE、チェックマークなしは FALSE です。

実際に、イコールでチェックボックスを参照してみてください。
チェックが入っているセルは 1 に、チェックなしのセルは 0 が表示されました。

SUM関数などを使えば、簡単にチェックボックスのチェック数をカウントできます。
チェックボックスに連動して色付けする方法
チェックマーク付きのボックスに色をつければ、チェックなしのセルをすぐに見つけられます。行全体に色をつける方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
チェック付きのセルに色をつける方法

①対象のセル範囲を選択し、②「表示形式」タブの③「条件付き書式」をクリックします。

①書式ルールの、セルの書式設定条件を空白から「次を含むテキスト」に変更します。
②値または数式欄に「TRUE」を入力し、③「完了」ボタンをクリックします。チェックマーク付きのセルに色がつきました。
チェックマークの色は、「書式設定のスタイル」のペンキマークから変更可能です。
チェック付きの行に色を付ける方法

①チェックマーク付きの行全体に色を付ける場合、対象のセル範囲全体を選択します。
②書式ルールの、セルの書式設定条件を空白から「カスタム数式」に変更します。
③値または数式欄には、「=$A1=TRUE」を入力します。A1はチェックボックスを作成した先頭のセルです。
チェックボックスを一括クリアする方法

①対象のセル範囲を選択し、キーボードの[Ctrl]+[H]を押します。
②「検索と置換」の検索に「TRUE」、置換後の文字列に「FALSE」を入力します。
③「すべて置換」をクリックすると、「TRUEに一致するインスタンス5個をLFASEに置換しました」と表示されました。5つのチェックを一括で外したのが分かります。
同様に検索に「FALSE」、置換後の文字列に「TRUE」を入力すれば、チェックボックスのチェックを一括で入れることが可能です。
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置換すると「一致するものはありません」が表示される
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チェックマーク付きを「1」、チェックマークなしを「0」などに設定している可能性があります。カスタムのセル値を確認してみましょう。
チェックボックスをスマホから作成する方法

まずチェックボックスの挿入先範囲を選択します。先頭のセルをタップし、右下の青い丸を動かすと一連の範囲をまとめて選択可能です。
次にその他のオプションから、[データの入力規則]を開きます。

条件のリストから[チェックボックス]を選択し、保存をタップします。
選択した範囲に、チェックボックスを一括で挿入できました。

チェックボックスを削除する場合は対象の範囲を選択し、再度[データの入力規則]を開きます。
適用されている条件が表示されるので、[ルールを削除]をタップします。