スプレッドシートに日付を自動入力して曜日に色を付ける方法

最近仕事でスプレッドシートを使い始めた、という方も多いのではないでしょうか。日付の自動入力をはじめ、時短に繋がる「日付を自動更新」する方法や、視認性アップに繋がる「曜日に色を付ける」方法についてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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スプレッドシートで日付を自動入力する方法

スプレッドシートにはエクセルと同じように便利な関数が準備されており、今日の日付や時間を自動で表示させることが可能です。一度関数を入力しておけば毎日更新されるので、作業を時短できます。

今日の日付を自動入力する方法

スプレッドシートで今日の日付を自動入力する方法

今日の日付は「=today()」を入力すると、毎日その日の日付が表示されます。「=today()+1」のように、日数を足すことで明日の日付や一週間後の日付なども自由に設定可能です。

「=now」は日付に加え、今現在の時刻も表示させる関数です。「2022/04/16⇒4/6」のように 表示形式を変更する方法 についても解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

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スプレッドシートで日付を自動更新にする方法

スプレッドシートの機能を利用すれば、1か月分の日付を一度の操作で更新することも可能です。今回はカレンダー機能と足し算を活用して、日付を自動更新されるように設定していきます。

セルをカレンダー入力にする

スプレッドシートのセルにカレンダーを挿入する方法

まず日付の先頭になるセル、またはカレンダー入力にするセル範囲を選択してください。

次にデータタブから データの入力規則 を開き、ルールを追加 をクリックします。

スプレッドシートのセルにカレンダーを挿入する方法

条件から 有効な日付 を選択し、完了ボタンをクリックします。

セルをダブルクリックするとカレンダーが表示され、選択した日付がセルに入力されました。今回は2023-01-01から日付の表示形式を1/1に変更し、列幅を文字に合わせて進めます。

日付を自動更新にする

スプレッドシートで日付を自動更新にする方法

次のセルには日付ではなく、先頭の日付に 1 を加算する数式を入力します。

例えば A2+1 なら 2023/1/1 に 1日を加算した 2023/1/2 の日付が取得可能です。残りのセルはオートフィルで、数式を月末までコピーしておきましょう。

オートフィルとは?

数式や連続した値をコピーする機能です。セルの右下にカーソルを合わせると「+」マークになるので、この状態でクリックしたままコピーしたい方向に引っ張ります。

スプレッドシートで日付を自動更新にする方法

カレンダーから先頭の日付を 2023/2/1 に更新すると、残りの日付も自動的に更新されました。

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スプレッドシートで曜日を挿入する方法

スプレッドシートでは、日付に対応した曜日を挿入することも可能です。日付と連動させる方法なので、日付を更新するだけで曜日も自動で更新されます。

日付に対応した曜日を挿入する方法

スプレッドシートの曜日を入力する方法

曜日を挿入したいセルにはTEXT(A2,”ddd”)を入力します。TEXTは数値をテキストに変換する関数で、(A2)は曜日に変換したい日付のセル、(“ddd”)は曜日の表示形式です。

曜日の表示形式
  • TEXT(セル値,”d”) ⇒ d1つは曜日をゼロなしの数値(1)で表示する
  • TEXT(セル値,”dd”) ⇒ d2つは曜日をゼロつきの数値(01)で表示する
  • TEXT(セル値,”ddd”) ⇒ d3つは曜日を漢字で()で表示する
  • TEXT(セル値,”ddd”) ⇒ d4つは曜日を曜日付き(日曜日)で表示する

曜日を表す数値(1)とは?

曜日を表す数値は種類により異なりますが、基本的には先頭を日曜日として1、月曜日=2、火曜日=3、水曜日=4、木曜日=5、金曜日=6、土曜日=7、で表されます。

スプレッドシートの曜日を入力する方法

先頭にTEXT関数で曜日を挿入できたら、オートフィルで数式を月末までコピーしましょう。

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スプレッドシートで曜日に色を付ける方法

スプレッドシートでは「条件付き書式」を活用すれば、特定の曜日だけに自動で色を付けることが可能です。今回は土曜日を青色・日曜日は赤色になるように設定します。

条件付き書式で土日に色を付ける方法

まず色を付けたいセル範囲を指定します。上部メニューバーの表示形式から「条件付き書式」を開き、セルの書式設定の条件を「カスタム数式」に変更して下さい。

日曜日の文字を赤色にする

スプレッドシートの条件付き書式のやり方

値または数式欄には、「=weekday(A$2,1)=1」を入力します。日付が縦方向に連続して並んでいる場合は($A2,1)のように$はアルファベットの前に置き、列を固定してください。

WEEKDAY関数についての詳しい解説は最後に乗せています。内容を理解して応用すれば活用の幅も広がるので、気になる方は参考にしてみてください。

スプレッドシートの曜日に色をつける方法

数式を入れたら条件が発動したときの書式を設定しましょう。書式設定のスタイルから「デフォルト」をクリックすると、背景色を付けるタイプか文字に色を付けるタイプか選べます。

土曜日の文字を青色にする

スプレッドシートの曜日に色を付ける方法

設定の仕方は日曜日に色を付けた方法と同じです。条件付き書式から「条件を追加」し、カスタム数式には発動条件を7(土曜)に変更した「=weekday(A$2,1)=7」を入力します。

weekday(A$2,1)=1の詳しい解説

weekdayは日付から曜日を抽出する関数で、関数の中身はWEEKDAY(日付, [種類])です。日付(A2)から抽出した曜日を種類[1]で表し、戻り値が1(日曜)の場合のみ条件を発動することを表しています。

曜日の種類[1]とは?

今回使用している種類[1]では、曜日を日曜から数え始め、日曜を1・土曜を7の数値で表します。この表し方にいくつか種類があり、例えば種類[2]なら曜日を月曜から数え始め、月曜を1・日曜を7の数値で表す仕組みです。

戻り値1とは?

曜日は基本的に種類[1]の日曜(1)~土曜(7)の数値で表されます。weekday(A2,1)=1の場合、A2の日付を曜日に変換した数値が戻り値です。

今回はA2の日付は2022/05/01(日曜日)なので、戻り値は1です。つまりweekdayには戻り値1が入り、(1)=1が成立するため設定した条件が反映されます。

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スプレッドシートで日付の後ろに曜日を挿入する方法

スプレッドシートで日付から曜日を入力する方法

まず、日付が入力されているセル範囲を選択してください。

次に 表示形式タブ の 数字 から、「カスタム日時」をクリックします。

スプレッドシートで日付から曜日を入力する方法

日付と時刻の形式の[▼]マークをクリックして、「日」を追加します。

なお候補一覧に目当ての日付形式があれば、候補から選択しても問題ありません。

スプレッドシートで日付から曜日を入力する方法

この時点では、日 が2つ存在する状態です。

追加した方の 日 をクリックして、曜日の省略形 または曜日の非省略形 を選択しましょう。

スプレッドシートで日付から曜日を入力する方法

必要であれば、曜日を囲う括弧などは直接入力します。

最後に適用ボタンをクリックすると、選択した日付に曜日が追加されました。

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