
Googleスプレッドシートで日付から曜日を自動入力できるTEXT関数についてご紹介します。日付と同じセルに曜日を表示する方法や、連続した曜日を一括で生成する方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
曜日を自動入力する関数

日付から曜日を自動入力するには、TEXT関数で日付を曜日形式に変換します。
例えば、=TEXT(A1,"dddd")
と入力すると、A1セルに入力された日付に対応する曜日の正式名(月曜日、火曜日など)が表示されます。
TEXT関数の引数:(数値, 表示形式)

表示形式を "ddd"
にすると、曜日の省略名(例: 月、火、水、木、金、土、日)で表示されます。
今日の曜日を自動入力する関数

今日の曜日を自動入力するには、TODAY関数で今日の日付を取得し、それを TEXT関数の数値に指定することで、現在の日付に対応した曜日を自動的に表示できます。
例:=TEXT(TODAY(),”dddd”)
この数式を入力したセルには、今日の日付(2025年4月15日)に対応する曜日の正式名「火曜日」が表示されます。
また、省略名で表示したい場合は、表示形式を "ddd"
に変更します。
TODAY() 関数で取得した日付は、ファイルを開いたときやスプレッドシートが再計算されたときに更新されます。
曜日を連続入力する関数

曜日を連続入力するには、まずSEQUENCE関数で連続した数値を生成します。
例:=SEQUENCE(7,1,2)
行数は1週間分の曜日を生成するために「7」を、開始値は日付として扱った場合に月曜日となる「2」を指定しています。
SEQUENCE関数の引数:(行数, [列数], [開始値], [増分量])

SEQUENCE関数で生成した数値を、TEXT関数で日付として扱い、曜日形式に変換します。
TEXT関数を配列数式として適用するには、数式を入力した後、[Ctrl] + [Shift] + [Enter]
を押します。これにより、数式の先頭に ARRAYFORMULA
が追加されます。
例:=ARRAYFORMULA(TEXT(SEQUENCE(7,1,2),”dddd”))
SEQUENCE(7,1,2)
が生成する数値(2, 3, 4, 5, 6, 7, 8)を、TEXT関数がそれぞれ対応する曜日の正式名(月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日)に変換し、連続して表示します。
日付と曜日を同じセルに表示する方法

日付と曜日を同じセルに表示させるには、セルの表示形式をカスタマイズします。
まず、対象のセルを選択し、「表示形式」→「数字」→「カスタム数値形式」を開きます。

そこで、希望する形式のコードを入力し、「適用」をクリックします。
よく使われる表示形式コードの例は以下の通りです。
yyyy/mm/dd (ddd)
→ 2025/04/16 (水)yyyy-mm-dd dddd
→ 2025-04-16 水曜日mm/dd (ddd)
→ 04/16 (水)