
Googleスプレッドシートで日付から曜日を表示させようとしたときに、曜日が「aaa」と表示される場合や、英語表記になってしまう場合の解決方法をご紹介します。曜日にずれが生じる場合の解決策についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
曜日が「aaa」表示になる原因と解決方法

Googleスプレッドシートで、日付に対して TEXT関数を用いて曜日を表示させようとした際に、「aaa」と表示されてしまう場合、TEXT関数の表示形式に指定しているコードが誤っている可能性が高いです。
特に、Microsoft Excelでは日付の曜日を表示させる際に "aaa"
というコードを使用するため、Excelからデータをインポートした場合や、Excelの知識でスプレッドシートを操作している場合に、意図せずこの形式を指定してしまうことがあります。
TEXT関数の引数:(数値, 表示形式)

この問題を解決し、正しく曜日を表示させるためには、TEXT関数の表示形式に以下のいずれかのコードを指定する必要があります。
- 曜日の3文字の省略形(例:月、火、水):
"ddd"
- 曜日の正式名称(例:月曜日、火曜日、水曜日):
"dddd"
曜日が英語になる原因と解決方法

Googleスプレッドシートで、関数や表示形式を使って表示させた曜日が意図せず英語になってしまう場合、スプレッドシートの「言語と地域」の設定が 「アメリカ合衆国」 など、日本語以外の設定になっていることが原因として考えられます。

この問題を解決するには、「ファイル」→「設定」を開き、「言語と地域」を「日本」に設定します。
曜日がずれる原因と解決方法
Googleスプレッドシートで、表示される曜日が意図せずずれてしまう場合、以下のいずれかの原因が考えられます。
1.タイムゾーンの設定

スプレッドシートのタイムゾーン設定が日本(東京)以外になっていると、日付の解釈が異なり、結果として曜日がずれて表示されることがあります。
この問題を解決するには、「ファイル」→「設定」を開き、「タイムゾーン」を「東京」に設定します。
2.WEEKDAY関数の「種類」の引数

WEEKDAY関数は、指定した日付に対応する曜日を数値で返す関数ですが、第二引数の「種類」の設定によって、曜日の数え方が変わります。
誤った「種類」を指定すると、意図した曜日からずれた数値が返されることがあります。
WEEKDAY関数の引数:(日付, [種類])

解決策:
曜日に意図しないずれが生じている場合は、WEEKDAY関数の数式を確認し、「種類」の引数が適切に設定されているか確認してください。
特に理由がない場合は、「種類」を省略するか「1」を指定します。
「種類」の解説:
- 省略または 1: 日曜日を 1、月曜日を 2、…、土曜日を 7 として数えます(デフォルト)。
- 2: 月曜日を 1、火曜日を 2、…、日曜日を 7 として数えます。
- 3: 月曜日を 0、火曜日を 1、…、日曜日を 6 として数えます。
WEEKDAY関数で種類 2 を指定して月曜日を 1 としても、TEXT関数や表示形式は 1 を日曜日として解釈するため、ずれが生じます。