
XLOOKUP関数でワイルドカードを使った検索ができないのは、一致モードを省略しているのが原因です。今回はGoogleスプレッドシートやエクセルのXLOOKUP関数で、ワイルドカードを使って部分一致を検索する方法をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
XLOOKUP関数の使い方

XLOOKUP関数は「検索範囲」から「検索キー」を検索し、「結果の範囲」から値を返します。
例:=XLOOKUP(“ワセフジ“,A5:A8,B5:B8)
このほか3つの省略された引数があり、今回は「一致モード」を使います。
XLOOKUP関数の引数:(検索キー, 検索範囲, 結果の範囲, [見つからない場合の値], [一致モード], [検索モード])
XLOOKUP関数にワイルドカードを使う方法

XLOOKUP関数の一致モードを、「2」にします。
「*」は任意の 0 個以上の文字を表します。
例:=XLOOKUP(“フジ*“,A5:A8,B5:B8,,2)
商品名から「フジ」の前方一致を検索し、フジリンゴの価格「250」を抽出します。
「見つからない場合の値」は空白にして飛ばしています。

例:=XLOOKUP(“*フジ“,A5:A8,B5:B8,,2)
商品名から「フジ」の後方一致を検索し、ワセフジの価格「200」を抽出します。

例:=XLOOKUP(“*ゴール*“,A5:A8,B5:B8,,2)
商品名から「ゴール」の部分一致を検索し、ジョナゴールドの価格「300」を抽出します。
XLOOKUP関数のワイルドカードでセル参照する方法

検索キーのセル参照とワイルドカードを、「&」で結合します。
例:=XLOOKUP( A2&”*” , A5:A8 , B5:B8 , , 2 )
その他のワイルドカード

疑問符「?」は、任意の 1 文字を表します。
例:=XLOOKUP(“?リンゴ”,A5:A8,B5:B8 , , 2 )
リンゴの前が1文字の商品「青リンゴ」を検索し、価格から「350」を抽出します。

チルダ「~」は「*」や「?」の前に置くことで、ワイルドカードの効果を打ち消します。
例:=XLOOKUP(“~**”,A5:A8,B5:B8 , , 2 )
「*」で始まる商品「*ゴールド」を検索し、価格から「300」を抽出します。