
Googleスプレッドシートには、複数のテキストをまとめたり、文字列を結合したりする関数がいくつかあります。ここでは、目的に合わせて「&(アンパサンド)演算子」「CONCATENATE関数」「JOIN関数」「TEXTJOIN関数」の4つの文字列結合方法を、具体例とポイントを交えてご紹介します。
状況別!文字列を結合する方法
個々のセルや文字列を結合する(&演算子)

アンパサンド(&) は、複数のセルに入力された値や、直接入力する文字列を結合します。最も直感的に使える方法で、結合する文字列が2~3個といった少ない場合に特に便利です。
たとえば、A列の「姓」、B列の「名」を結合し、さらに末尾に「様」を付け加えたい場合は、以下のように記述します。
例:=A2&B2&"様"
ポイント
- セル参照(例:
A2)は、そのまま入力します。 - 結合したい文字列(例:
"様")は、二重引用符("")で囲います。
範囲を結合する
区切り文字は不要で、複数のセルや範囲をまとめて結合する(CONCATENATE関数)

CONCATENATE関数は、セル範囲、個別のセル参照、または直接入力した文字列を結合します。&と機能が似ていますが、まとまったセル範囲の値をまとめて結合したい場合に便利です。
たとえば、A列の「姓」、B列の「名」を結合し、さらに末尾に「様」を付け加えたい場合は、以下のように記述します。
例:=CONCATENATE(A2:B2,"様")
CONCATENATE関数の引数:(文字列1, [文字列2, …])
区切り文字が必要で、空白セルも区切り文字でつなぐ(JOIN関数)

JOIN関数は、指定した区切り文字を使用して、1つ以上の1次元配列(主に単一の行または列の範囲)の値を結合する関数です。
たとえば、A列の範囲とB列の範囲を「、」(読点)で区切りながら結合したい場合、以下のように数式を記述します。
例:=JOIN("、",A2:A5,B2:B5)
ポイント:結合対象の範囲内に空白のセルがあっても、その空白セルも区切り文字でつなぎます。
JOIN関数の引数:(区切り文字, 値または配列1, [値または配列2, …])
区切り文字が必要で、空白セルを無視する(TEXTJOIN関数)

TEXTJOIN関数は、指定した区切り文字を使って、特定の範囲の値を結合します。空のセルを結合の対象から無視するかどうかを、論理値(TRUEまたはFALSE)で指定できるのが特徴です。
たとえば、A列の範囲とB列の範囲を「、」(読点)で区切りながら結合し、さらに空白セルは無視したい場合、以下のように数式を記述します。
例:=TEXTJOIN("、",TRUE,A2:B5)
ポイント
- 空白セルの扱い
TRUE:結合したい範囲内に空白のセルがあっても、それらを無視して結合します。FALSE:空白のセルも結合対象となり、区切り文字でつなげられます(JOIN関数と同じ挙動になります)。
- 2次元配列の結合: 複数行・複数列にわたる範囲をまとめて結合できるため、広範囲のデータを一度に処理したい場合にも便利です。
TEXTJOIN関数の引数:(区切り文字, 空のセルを無視, テキスト1, [テキスト2, …])
まとめ:文字列結合方法の比較
| 機能名 | 主な用途 | 区切り文字 | 空白セルの扱い | 範囲指定 |
&演算子 | 個別のセルや文字列を結合 | 不要(手動で挿入) | 結合される | 不可 |
| CONCATENATE関数 | 複数のセルや範囲を、区切り文字なしで結合 | 不要 | 結合される | 可能(2次元) |
| JOIN関数 | 1次元配列を区切り文字で結合 | 必要 | 区切り文字でつながれる | 可能(1次元) |
| TEXTJOIN関数 | 2次元配列を含む範囲を区切り文字で結合 | 必要 | 無視できる/つながれる | 可能(2次元) |