データの絞り込みや並べ替えができるフィルタ機能ですが、共同編集するスプレッドシートでは個人フィルタ(フィルタ表示)が頻繁に利用されます。そこで今回は個人フィルタの作成方法や解除方法についてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
自分だけのフィルタとは?
フィルタを作成するとき、「フィルタを作成すると、このシートのすべての閲覧者に影響します。」のメッセージが表示される場合があります。
- 全員にフィルタを適用:一般的なフィルタ作成のことです。フィルタが作成され、操作内容は共有しているメンバー全員に影響します。
- 自分にフィルタを適用:フィルタは自分の画面だけに作成されます。
絞り込みを自分の画面だけに適用させる機能で、「個人フィルタ」とも言われます。
左側が通常のフィルタ、右側の黒枠で囲われた状態が個人フィルタです。ここでのフィルタ処理は自分にのみ適用され、他のメンバーには影響がありません。
個人フィルタの使い方
まずフィルタリング範囲を選択します。
次にデータタブの[フィルタ表示]から、[新しいフィルタ表示を作成]をクリックします。
ショートカットキー:[Alt]+[D]→[W]→[C]
黒枠が表示されれば、個人フィルタが適用されている状態です。
左上の[名前ボックス]に名前をつけて、専用のフィルタにします。次に個人フィルタを開くとき、前回のフィルタ処理が適用された状態の画面を開けます。
個人フィルタを解除する方法
右上の[閉じる]をクリックします。
これは削除とは異なり、すぐに元の状態に戻せます。
個人フィルタを削除する方法
削除する個人フィルタを使用した状態で、右上のオプションから[削除]をクリックします。
データタブの[フィルタ表示]から[フィルタ表示をすべて削除]をクリックすると、他のメンバーの個人フィルタも削除されるため注意してください。
個人フィルタの範囲を広げる方法
黒枠の[範囲ボックス]に新しい範囲を入力します。