
エクセルやGoogleスプレッドシートで、「データが一致しているか」を判定できるEXACT関数の使い方をご紹介します。この記事では、3つ以上のセルの比較や範囲同士の比較まで分かりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
EXACT関数の基本

EXACT関数は「文字列1」と「文字列2」比較し、同一なら TRUE、違えば FALSE を返します。
例:=EXACT(A2,B2)
💡 ポイント:「大文字・小文字、全角・半角」を完全に区別します。
EXACT関数の引数:(文字列1, 文字列2)
3つ以上のセルをまとめて判定する方法
「全部同じか」を判定する
AND関数を使う

指定したセルが「すべて同じか」を判定したい時に使います。
例:=AND(EXACT(A2,B2), EXACT(B2,C2))
💡ポイント:大文字・小文字、全角・半角を厳密に区別して判定します。
AND関数の引数:(論理式1, [論理式2, …])
【数式の解説】
A=BかつB=Cの両方が成立するかどうかを判定します。
COUNTIF関数を使う

指定した範囲に「全部同じデータが入っているか」を判定したい時に使います。
例:=COUNTIF(A2:C2,A2)=COUNTA(A2:C2)
💡ポイント:大文字・小文字、全角・半角は区別せず同じものとして判定します。
COUNTIF関数の引数:(範囲, 条件)
【数式の解説】
- この数式は、2つの数字を比べて「イコール」になるかを判定します。
- COUNTIF関数:範囲内に、先頭のセルと同じものがいくつあるか数えます。
- COUNTA関数:その範囲に「データがいくつ入っているか」を数えます。
「どれか1つでも同じか(重複がないか)」を判定する

指定した範囲の中に、1つでも重複があるかどうかをチェックします。
例:=SUMPRODUCT(COUNTIF(A2:C2, A2:C2))>COUNTA(A2:C2)
SUMPRODUCT関数の引数:(配列1, [配列2, …])
【数式の解説】
- COUNTIF関数:各セルが「自分と同じものがいくつあるか」を返します。
- SUMPRODUCT関数:COUNTIF関数の結果を合計します。
- 重複がなければ、合計はデータの数(COUNTA)と同じになります。
- 重複が1つでもあれば、合計はデータの数より大きくなります。
💡もしかして:重複セルを探したい場合、「重複をカウントする方法」記事を参考に、重複数を出します。これをフィルタで「1以外」に絞り込むことで、重複セルを簡単に見つけられます。
「範囲A」と「範囲B」が一致するかを判定する

範囲を比較したい場合、使用しているソフトに応じて以下のように入力します。
- 最新エクセル (365/2021):
=AND(EXACT(A2:A4, B2:B4)) - 古いエクセル (2019以前):
={AND(EXACT(A2:A4, B2:B4))} - スプレッドシート:
=ArrayFormula(AND(EXACT(A2:A4, B2:B4)))
【数式の解説】
「古いエクセル」の中括弧 { } や、「スプレッドシート」の ArrayFormula は、本来は1つのセルしか扱えない関数(EXACTなど)で、範囲の計算をするために使います。
- 古いエクセル・スプレッドシート:数式を入力した後、Ctrl + Shift + Enter を押すことで、
{ }やArrayFormulaが自動的に追加されます。 - 最新のエクセル: 「スピル」という機能が備わっているので、そのまま範囲計算できます。
「イコール(=)」と「EXACT関数」の違い
| 比較ポイント | イコール (=) | EXACT関数 |
| 英字の大小 | A と a を「同じ」とみなす | A と a を「別物」とみなす |
| 厳密さ | ざっくり(ゆるい) | 100%一致(厳しい) |
| 主な用途 | 数字や、大まかな内容の比較 | ID、パスワード、商品コードの照合 |