Googleスプレッドシートで重複データに色付けする方法

Googleスプレッドシートの条件付き書式を使って、重複セルに色付けする方法をご紹介します。複数列の重複を調べて色付けする方法や、別シートと比較して重複を色付けする方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

スポンサーリンク

重複データに色付けする方法

スプレッドシートで重複データに色付けする方法

まず、重複を検索するデータ範囲を選択してください。

次に表示形式タブから「条件付き書式」を開き、書式設定の条件を「カスタム数式」にします。

スプレッドシートで重複データに色付けする方法

COUNTIF関数は、指定した範囲から条件に一致する要素の個数を返します。COUNTIF関数の結果が1より大きい場合に色付けすればいいので、 COUNTIF($A$2:$A$7,$A2)>1 です。

検索範囲には例のように固定記号($)を付け、検索条件には範囲の先頭のセルを指定します。

COUNTIF関数の構成要素:(検索範囲, 検索条件)

スプレッドシートで重複データに色付けする方法

最後に、書式設定のスタイルから塗りつぶしの色を選んで完了です。

重複の色付けを解除する場合はルールを設定したセルを選択し、条件付き書式を開きます。該当セルに適用されているルールが表示されるので、ゴミ箱をクリックします。

スプレッドシートで重複データに色付けする方法

重複セルの行全体に色付けする場合は、検索条件の列を固定するのがポイントです。

まず適用範囲を A2:C7 のように広げます。次に COUNTIF($C$2:$C$7,$C2)>1 のようにC列を基準に重複を検索すれば、C列の重複セルに対して行全体を色付けします。

スポンサーリンク

複数範囲の重複に色付けする方法

2列が隣接している場合は、適用範囲を広げるだけで色付け可能できます。離れた範囲の場合は数式が複雑に見えますが、分解して考えてみると簡単な内容です。

2列の重複に色付けする方法

スプレッドシートで複数範囲の重複データに色付けする方法

まず条件付き書式の適用範囲に、重複を検索する2列(A1:B6)を指定します。次にCOUNTIF関数の検索範囲のみ固定し、検索条件のセルは固定しないでください。

例えば COUNTIF($A$1:$B$6,A1)>1 なら、2列間に重複が存在すれば色付けします。

離れた複数列の重複に色付けする方法

スプレッドシートで複数範囲の重複データに色付けする方法

重複を検索する範囲が離れている場合は、まず1つ目の範囲を選択して条件付き書式を開きます。

次に適用範囲から、「データ範囲を選択」をクリックしてください。

スプレッドシートで複数範囲の重複データに色付けする方法

別の範囲を追加から2つ目の範囲を選択し、OKボタンをクリックします。

スプレッドシートで複数列の重複データに色付けする方法

複数範囲の重複数を数える数式は、以下の通りです。例ではまず2つの固定した検索範囲を1列に並べ、検索条件と一致する要素数をカウントしています。

例: COUNTIF({$A$1:$A$6;$C$1:$C$6},{A1:A6;C1:C6})>1

中括弧内に範囲をセミコロン(;)で区切りながら指定すると、複数範囲を縦に並べられます。

スプレッドシートで複数列の重複データに色付けする方法

数式の中括弧で括った {$A$1:$A$6;$C$1:$C$6} 、このひとまとまりが検索範囲です。

セルに入力してみると、2つの範囲が1列に並びます。

スプレッドシートで複数列の重複データに色付けする方法

数式の中括弧で括った {A1:A6;C1:C6} 、このひとまとまりが検索条件です。

セルに入力すると同じように2つの範囲が1列に並びますが、検索条件は固定していません。そのため一定の検索範囲に対し、1つずつ下に移動しながら重複を検索します。

複数範囲を横に並べる場合は、中括弧内に範囲をカンマ(,)で区切りながら指定します。

スポンサーリンク

別シートの重複に色付けする方法

スプレッドシートで別シートの重複データに色付けする方法

まず、重複データが入力されているシート(色付けしない方)を開いてください。

次にデータ範囲を選択し、数式バーの左にある名前ボックスに任意の範囲名を入力します。

スプレッドシートで別シートの重複データに色付けする方法

最後に色付けする方の範囲を選択し、カスタム数式にCOUNTIF(INDIRECT(“記号”),$A2)を入力します。検索条件に指定するのは、範囲の先頭のセルです。

  1. INDIRECT関数 の参照文字列に、名前ボックスに入力した範囲名を指定します。
  2. COUNTIF関数の検索範囲は参照範囲を受け取り、検索条件と一致するか調べます。

INDIRECT関数の構成要素:(参照文字列, [参照形式])

タイトルとURLをコピーしました