エクセルやGoogleスプレッドシートで空白でないセルの個数を求めるのに便利な、COUNTA関数についてご紹介します。空白に見えて数式が入力されている場合に、数式は除いてカウントする方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
COUNTA関数の使い方
COUNTA関数の基本的な使い方と、COUNT関数との違いについて解説します。両者は混合しやすいので、使用頻度が高いCOUNTA関数の方を中心に覚えておきましょう。
COUNTA関数とは?
COUNTA関数は指定した「範囲」に含まれる、空白ではないセルの個数を返します。
注意点としては空白ではないの定義に、数式やスペースも含まれることです。
例えば図のB3セルは空白に見えますが、数式IF(TRUE,””)が入力されています。COUNTA(B1:B4)の結果は、文字・数値・数式を含む「3」です。
COUNTA関数の構成要素:(範囲1, [範囲2, …])
COUNTA関数とCOUNT関数の違い
COUNT関数がカウントの対象とするのは、数値を含むセルだけです。文字はもちろん、数式やスペースもカウントの対象にはなりません。
- COUNT関数:数値を含むセルの個数
- COUNTA関数:空白ではないセルの個数
COUNTA関数で数式をカウントしない方法
数式を含まずに空白で無いセルの個数を求める方法を、2つご紹介します。範囲内のスペースを無視するかによって、使い分けるのがおすすめです。
COUNTIF関数と組み合わせる方法
COUNTIF(B1:B4,”<!”)は、数式とスペースが含まれるセルの個数を返します。
COUNTA関数は空白でない(文字・数値・数式・スペースを含む)セルの個数を返します。
つまりCOUNTA(B1:B4)-COUNTIF(B1:B4,”<!”)のように2つの差を求めれば、COUNTA関数で数式やスペースを含まないセルの個数を求めることが可能です。
COUNTIF関数の構成要素:(範囲, 条件)
SUMPRODUCT関数を使う方法
SUMPRODUCT(B1:B4<>””)は、文字・数値・スペースを含むセルの個数だけを返します。エクセルの場合は((B1:B4<>””)*1)のように、1を掛けて下さい。
COUNTA関数から数式を含むセルの個数だけを取り除いた結果、「2」と同じになります。
SUMPRODUCT関数の使い方は以下の通りです。
SUMPRODUCT関数の構成要素:(配列1, [配列2], …)