Googleスプレッドシートで列番号をアルファベットで取得する方法

列番号をアルファベットで取得する方法

COLUMN関数で列番号を取得するとアルファベットを数字で返すため、INDIRECT関数などと上手く組み合わせられません。そこで今回はGoogleスプレッドシートやExcelで列番号をアルファベットで取得する方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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列番号をアルファベットで取得する方法

セルを指定して列番号を取得する方法や、数式を入力したセルの列番号を取得する方法をご紹介します。数式をコピーして使用する場合、セル参照(A2)部分は任意のセルを指定してください。

指定したセルの列番号をアルファベットで取得する方法

列番号をアルファベットで取得する方法

列番号を取得する数式は SUBSTITUTE(ADDRESS(ROW(A2),COLUMN(A2),4),ROW(A2),””) です。複数の関数を組み合わせているので、分解して考えて見ましょう。

  1. ROW関数とCOLUMN関数で、それぞれセルの行番号と列番号を取得します。
  2. ADDRESS関数は行番号と列番号を、セル参照の文字列として返します。
  3. SUBSTITUTE関数は受け取ったセル参照のうち、行番号だけを空白に置換します。

セルの行番号と列番号を取得する方法

まずROW関数は指定したセル参照の行番号を、COLUMN関数はセル参照の列番号を返します。

ただしCOLUMN関数は数字として列番号を返すので、例えばA列なら 1 、B列なら 2 です。セル参照を省略すると、それぞれ関数が入力されているセルの行および列番号を返します。

ROW関数の構成要素:([セル参照])、COLUMN関数の構成要素:([セル参照])

セル参照を文字列として取得する方法

列番号をアルファベットで取得する方法

次にADDRESS関数は、指定した行・列に対応するセル参照を文字列で返します。絶対相対モードは省略すると 1 の絶対参照と認識されるため、 4 を指定してください。

  • 1:行と列の絶対参照(例: $A$1)
  • 2:行の絶対参照で列の相対参照(例: A$1)
  • 3:行の相対参照で列の絶対参照(例: $A1)
  • 4:行と列の相対参照(例: A1)

ADDRESS関数の構成要素:(行, 列, [絶対相対モード], [A1表記の使用], [シート])

セル参照から列番号だけを取得する方法

列番号をアルファベットで取得する方法

最後にSUBSTITUTE関数は指定したテキスト内の検索文字列を、新しい文字列に置換します。

セル参照(A2)のうちROW(A2)で取得した行番号だけを空白(“”)に置換することで、セル参照から列番号だけを取得することが可能です。

SUBSTITUTE関数の構成要素:(テキスト, 検索文字列, 新しい文字列, [置換対象])

数式を入力したセルの列番号をアルファベットで取得する方法

列番号をアルファベットで取得する方法

それぞれROW関数とCOLUMN関数の「セル参照」を省略してください。

前述した通りこれらの関数は、セル参照を省略すると関数が入力されているセルの行および列番号を返します。検索文字列にもROW()を指定することで、行番号だけを削除可能です。

コピー用:=SUBSTITUTE(ADDRESS(ROW(),COLUMN(),4),ROW(),””)

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