エクセルやGoogleスプレッドシートで月末日を求められる、EOMONTH関数の使い方や日付の表示形式を設定する方法をご紹介します。月初日を求める方法や、自動で月末・月初日を求める方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
EOMONTH関数で月末を自動入力する方法
EOMONTH関数の使い方や、表示形式をシリアル値から日付に変更する方法をご紹介します。TODAY関数と組み合わせれば、月末日を自動入力することも可能です。
EOMONTH関数の使い方
EOMONTH関数の読み方は「イー・オー・マンス」です。End Of Month(月の最終日)の略語で、その名の通り月の最終日を求められる関数です。
指定した「開始日」から「月数」だけ前または後の月の最終日に対応するシリアル値を返します。
- 月数 0 :当月の最終日
- 月数 1 :次月の最終日
- 月数 -1 :前月の最終日
EOMONTH関数の構成要素:(開始日, 月数)
シリアル値とは、Excelで日付や時刻の計算に使用されるコード(数値)のことです。
シリアル値を日付にする方法
「ホーム」タブからセルの表示形式を、「標準」から「日付形式」に変更します。
「その他の表示形式」をクリックすると、さらに詳細な日付の表示設定が可能です。※スプレッドシートの場合、「表示形式」タブから「数字」を選択。
コード | 説明 | 例 |
yy | 西暦の下2桁を表示します。 | 22 |
yyyy | 西暦の下4桁を表示します。 | 2022 |
M | 月の値が1桁の場合は、前に0を付けないで表示します。 | 9 |
mm | 月の値が1桁の場合は、前に0を付けて表示します。 | 09 |
d | 日付の値が1桁の場合は、前に0を付けないで表示します。 | 4 |
dd | 日付の値が1桁の場合は、前に0を付けて表示します。 | 04 |
aaa | 曜日を1文字で表示します。 | 日 |
aaaa | 曜日を助数詞を付けて表示します。 | 日曜日 |
月末日を自動で表示する方法
EOMONTH関数の「開始日」に「TODAY関数」を配置すれば、月末日の出力を自動化できます。
TODAY関数は、現在の日付に対応するシリアル値を返す関数です。
例えばEOMONTH(TODAY(),0)なら現在の日付を自動で求め、当月の月末日を出力してくれます。次月の月末なら、月数に 1 を指定してください。
TODAY関数の構成要素:なし
コピー用(当月末日):=EOMONTH(TODAY(),0)
EMONTH関数で月初を自動入力する方法
月初の日付を表示したい場合はEOMONTH関数で求めた月末日に対し、「1」を追加します。
EOMONTH(A1,0)+1なら当月の月末日に対して1を追加しているので、次月の初日を返します。当月の初日なら、月数に「-1」を指定してください。
コピー用(次月初日):=EOMONTH(TODAY(),0)+1