【Excel】SUMIF関数で複数列の範囲を合計する方法

エクセルのSUMIF関数で、条件と一致する複数の範囲を合計する方法をご紹介します。同じ計算をIF関数やFILTER関数で簡単にまとめる方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

なお条件に複数列を指定する場合は、SUMIFS関数を使用します。

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SUMIF関数で複数列を合計する方法

SUMIF関数で複数の列を合計する場合、SUMIF関数同士を足し算します。

例えば合計範囲が2列なら、SUMIF(A2:A6,”〇”,B2:B6)+SUMIF(A2:A6,”〇”,C2:C6) です。この方法では、離れた複数の範囲も合計できます。

IF関数やFILTER関数を使うと数式がシンプルになるので、次の方法もご参照ください。

SUMIF関数の構成要素:(検索範囲, 条件, [合計範囲])

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IF関数で複数列を合計する方法

IF関数で複数列を合計する場合、数式は SUM(IF(A2:A6=”〇”,B2:C6)) になります。

この方法では、[Ctrl]+[Shift]+[Enter] で確定するのがポイントです。ただしスピル対応版のエクセルの場合、単に[Enter]で確定してください。

IF関数の構成要素:(論理式, [真の場合の値], [偽の場合の値])

まず結果の範囲を選択してから、IF(A2:A6=”〇”,B2:C6) を [Ctrl]+[Shift]+[Enter] で入力してみてください。論理式が真の場合は値を、偽の場合はFALSE を2列分返します。

SUM関数はこれらの値を合計するので、条件と一致する複数列の集計が可能です。

[Ctrl]+[Shift]+[Enter]で入力すると、数式に配列を使用していることを表す中括弧がつきます。

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FILTER関数で複数列を合計する方法

前提として、FILTER関数が使えるのはMicrosoft 365 またはExcel 2021以降のバージョンです。

FILTER関数で複数列を合計する場合、数式は SUM(FILTER(B2:C6,A2:A6=”〇”)) になります。

まずFILTER関数は条件と一致する行にフィルタ処理した値を、結果の範囲から返します。次にSUM関数がこれらの値を合計することで、条件と一致する複数列の集計が可能です。

FILTER関数の構成要素:(範囲, 条件, [空の場合])

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