GoogleスプレッドシートのSUMIF関数で複数条件(OR)のデータを合計する方法

Googleスプレッドシートで複数の条件に一致する値の合計を求められる、SUMIF関数の使い方をご紹介します。いずれかの条件に一致する場合の合計を求める、OR条件を指定する方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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複数条件(OR)に一致するデータを合計する方法

SUMIF関数に複数条件(OR)を指定する方法

いずれかの条件に一致するデータを合計する場合、SUMIF関数同士を足し算します。

例えば○と△の点数を合計するなら、SUMIF(A2:A6,”〇”,B2:B6)+SUMIF(A2:A6,”△”,B2:B6) になります。これは、SUMIFS関数の場合も同じです。

SUMIF関数の構成要素:(検索範囲, 条件, [合計範囲])

SUMIF関数に複数条件(OR)を指定する方法

条件が3つ以上の場合は、FILTER関数を使うと数式がシンプルになります。FILTER関数は指定した範囲を、条件と一致する行または列にフィルタ処理して返します。

○と△の点数の合計なら、SUM(FILTER(B2:B6,(A2:A6=”〇”)+(A2:A6=”△”))) です。

条件が3つなら、(A2:A6=”〇”)+(A2:A6=”△”)+(条件3) のように入力します。

FILTER関数の構成要素:(範囲, 条件1, [条件2, …])

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複数条件(AND)に一致するデータを合計する方法

SUMIF関数に複数条件を指定する方法

すべての条件に一致するデータを合計する場合は、SUMIFS関数を使用します。

SUMIFS関数では先頭に合計範囲を指定し、対になる範囲と条件を入力していきます。例えば○かつ80点以上の点数を合計するなら、SUMIFS(B2:B6,A2:A6,”〇”,B2:B6,”>=80″) です。

SUMIFS関数の構成要素:(合計範囲, 条件範囲1, 条件1, [条件範囲2, 条件2, …])

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SUMIF関数で複数列を合計する方法

SUMIF関数の合計範囲に複数列を指定する方法

SUMIF関数の合計範囲に複数列を指定する場合、検索範囲を合計範囲と対になるようにします。

例えば合計範囲が2列(B2:C6)なら、検索範囲は {A2:A6,A2:A6} です。

中括弧は配列を表しており ={A2:A6,A2:A6} をそのままシートに入力すると、検索範囲が2列分表示されるのが分かります。

SUMIF関数の合計範囲に複数列を指定する方法

列が3つ以上の場合は、FILTER関数を使うと数式がシンプルになります

先ほどと同じ計算をFILTER関数で作ると、SUM(FILTER(B2:C6,A2:A6=”〇”)) です。まずA列を条件でフィルタ処理し、その結果をSUM関数で合計しています。

また、FILTER関数なら条件を複数指定することも可能です。

FILTER関数の構成要素:(範囲, 条件1, [条件2, …])

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