エクセルでエラーを表示しないようにする方法

エクセルでエラーを表示しない方法

エクセルのIFERROR関数で、数式のエラーを表示しないようにする方法をご紹介します。条件付き書式でエラーのフォントを白にする方法や、エラーチェックマークを非表示にする方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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IFERROR関数でエラーを非表示にする方法

エクセルでエラーを表示しない方法

式の結果がエラーのときにエラーを表示しないようにするには、IFERROR関数を使用します。

なお「####」についてはエラーが発生しているわけではありません。単にセルの幅が狭いために値を表示できていないだけなので、列の幅を広げてあげましょう。

エラーの種類:#N/A、#VALUE!、#REF!、#DIV/0!、#NUM!、#NAME?、#NULL!

エクセルでエラーを表示しない方法

IFERROR関数は指定した「値」がエラーの場合に、2番目の要素「エラーの場合の値」を返します。「値」がエラーでない場合、1番目の要素「値」を返します。

エラーの場合の値に指定している「””」の意味は、空白です。

IFERROR関数の構成要素:(値, エラーの場合の値)

エクセルでエラーを表示しない方法

例えばIFERROR(A2*C2,”★”)なら、まず値「A2*C2」がエラーかどうか検証します。

数値と文字の掛け算(300*a)はエラーなので、IFERROR関数はエラーの場合の値(★)を返します。値がエラーでなければ、そのまま値を返します。

エラーの場合の値に文字を指定するときは、「”ダブルクォーテーション”」で囲って下さい。

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条件付き書式でエラーを非表示にする方法

エクセルでエラーを表示しない方法

①エラーを非表示にしたいセル範囲を選択し、「ホーム」タブを開きます。

②「条件付き書式」から、③「新しいルール」をクリックします。

エクセルでエラーを表示しない方法

ルールの種類から「指定の値を含むセルだけを書式設定」を選択します。

次のセルのみを書式設定を「エラー」に変更し、エラーのセルに適用させる書式を設定しましょう。

エクセルでエラーを表示しない方法

書式設定の「フォント」タブから、文字の色を「白」に設定します。

エクセルでエラーを表示しない方法

指定の値(エラー)を含むセルのみ書式(白文字)を適用させる、書式ルールを設定できました。

「OK」ボタンをクリックすると、選択した範囲内のエラーはすべて非表示になります。

フォントを白に設定しているだけなので、正確に言うと「見えていない」状態です。広範囲のエラーを一気に非表示にしたいときに使えます。

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オプションでエラーチェックマークを非表示にする方法

エクセルでエラーマークを非表示にするオプション

エラーマークはエラーの可能性があると判断されたセルの左上に表示される、緑の三角です。

マークがついたセルをクリックするとビックリマークが表示されるので、リストから「エラーを無視する」を選択するとエラーマークを非表示にできます。

エクセルでエラーマークを非表示にするオプション

エラーチェック自体を停止させて、マークを非表示にすることも可能です。「ファイル」タブからエクセルのホーム画面を開き、「オプション」の「数式」を選択します。

エラー チェックの「バックグラウンドでエラー チェックを行う」からチェックを外します。

エクセルでエラーマークを非表示にするオプション

シート内の、すべてのエラーチェックマークが非表示になりました。

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