【Excel】ROUND関数の使い方を分かりやすく解説

Excelで数値を指定した桁数に四捨五入するROUND関数、切り捨てするROUNDDOWN関数、切り上げするROUNDUP関数の 3 つの使い方をご紹介します。小数点以下をすべて丸めて整数にする方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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ROUND関数で四捨五入する方法

エクセルのROUND関数で四捨五入する方法

ROUND関数は数値を四捨五入して、指定した桁数にします。桁数に正の値を指定すると、数値の小数点以下 (右側)が指定の桁数になるように四捨五入されます。

例えば ROUND(A2,1) なら 0.2572 を小数点第 1 位に四捨五入するので、返り値は 0.3 です。

桁数が 2 なら小数点第 2 位に四捨五入するので、0.26 になります。

ROUND関数の構成要素:(数値, [桁数])

エクセルのROUND関数で四捨五入する方法

ROUND関数の桁数の既定値は 0 です。桁数に 0 を指定するか桁数を省略した場合、数値は最も近い整数になるように四捨五入されます。

例えば ROUND(A2,0) なら0.2572 を整数に四捨五入するので、返り値は 0 です。

桁数に負の値を指定すると、数値の小数点の左側 (整数部分)方向に四捨五入されます。

例えばROUND(A2,-1) なら 15.52 の 1 の位を四捨五入するので、返り値は 20 です。

ROUND(125,-2) なら 10 の位を四捨五入するので、130 になります。

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ROUNDDOWN関数で切り捨てる方法

エクセルのROUNDDOWN関数で数値を切り捨てる方法

ROUNDDOWN関数は、数値を指定した桁数に常に切り捨てします。

桁数に正の値を指定すると、数値の小数点以下 (右側)が指定の桁数まで切り捨てられます。

例えば ROUNDDOWN(A2,1) なら 0.2572 の小数点第 1 位より右側を切り捨てるので、返り値は 0.2 です。桁数が 2 なら小数点第 2 位より右側を切り捨てるので、0.25 になります。

ROUNDDOWN関数の構成要素:(数値,桁数)

エクセルのROUNDDOWN関数で数値を切り捨てる方法

ROUNDDOWN関数の桁数の既定値は 0 です。桁数に 0 を指定するか桁数を省略した場合、小数点以下をすべて切り捨てして最も近い整数を返します。

例えば ROUNDDOWN(A2,0) なら15.52 の小数点以下をすべて切り捨てるので、返り値は 15 です。

エクセルのROUNDDOWN関数で数値を切り捨てる方法

桁数に負の値を指定すると、数値の小数点の左側 (整数部分)の位が切り捨てられます。

例えばROUNDDOWN(A2,-1) なら 15.52 の 1 の位を切り捨てるので、返り値は 10 です。桁数が -2 なら 10 の位を切り捨てるので、0 になります。

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ROUNDUP関数で切り上げる方法

エクセルのROUNDUP関数で切り上げする方法

ROUNDUP関数は、数値を指定した桁数に常に切り上げします。

桁数に正の値を指定すると、数値の小数点以下 (右側)が指定の桁数まで切り上げられます。

例えば ROUNDUP(A2,1) なら 0.2572 の小数点第 1 位より右側を切り上げるので、返り値は 0.3 です。桁数が 2 なら小数点第 2 位より右側を切り捨てるので、0.26 になります。

ROUNDUP関数の構成要素:(数値,桁数)

エクセルのROUNDUP関数で切り上げする方法

ROUNDUP関数の桁数の既定値は 0 です。桁数に 0 を指定するか桁数を省略した場合、小数点以下をすべて切り上げして最も近い整数を返します。

例えば ROUNDUP(A2,0) なら0.2572 の小数点以下をすべて切り上げるので、返り値は 1 です。

エクセルのROUNDUP関数で切り上げする方法

桁数に負の値を指定すると、数値の小数点の左側 (整数部分)の位が切り上げられます。

例えば ROUNDUP(A2,-1) なら 15.52 の 1 の位を切り上げるので、返り値は 20 です。桁数が -2 なら 10 の位を切り上げるので、100 になります。

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