SEARCH関数とFIND関数の違い

ExcelやGoogleスプレッドシートのSEARCH関数の使い方や、FIND関数との違いを分かりやすく解説します。SEARCH関数にワイルドカードを使用して、あいまい検索する方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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SEARCH関数の使い方

SEARCH関数の使い方

SEARCH関数は検索文字列が、検索対象のテキスト内で最初に現れる位置を返します。

例えば SEARCH(“県”,A2) なら、返り値は”神奈川県横浜市”内で”県”が最初に現れる位置 4 です。検索文字列を数式内に直接指定する場合、例のように二重引用符で囲います。

SEARCH関数の構成要素:(検索文字列, 検索対象のテキスト, [開始位置])

SEARCH関数の使い方【スプレッドシート・エクセル】

SEARCH関数で取得した位置は、部分文字列の抽出や置き換えに使えます。

例えば”県”の位置 をLEFT関数の文字数に指定すると、住所から県名を抽出することが可能です。LEFT関数は文字列の先頭から、指定した数値分の文字列を返します。

LEFT関数の構成要素:(文字列, [文字数])

SEARCH関数の使い方【スプレッドシート・エクセル】

開始位置には、検索対象のテキスト内で検索を開始する文字の位置を指定します。

例えば SEARCH(“阪”A2,3) なら 3文字目から検索を開始するので、返り値は 5 です。

開始位置を省略した場合の既定値は 1 で、0 以下または検索対象のテキストの文字数よりも大きい値を指定すると #VALUE! エラーになります。

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SEARCH関数とFIND関数の違い

SEARCH関数とFIND関数の違い【スプレッドシート・エクセル】

SEARCH関数は、FIND関数と同じ機能があります。

両者の違いは以下の通りです。例えば SEARCH(C2,A2) なら英字の大文字と小文字を区別しないので 1 を返しますが、FIND関数なら 7 を返します。

関数の比較大文字と小文字の区別ワイルドカードの使用可否半角と全角
SEARCH関数区別しない使用できる区別する
FIND関数区別する使用できない区別する
SEARCH関数とFIND関数の違い【スプレッドシート・エクセル】

SEARCH関数では[?]や[*]のワイルドカードを使用することで、あいまい検索が可能です。

例えば SEARCH(“-???-“,A2) なら、ハイフンの間が 3 文字の文字列の位置を検索します。※疑問符(?)は、任意の 1 文字を表すワイルドカードです。

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