![](https://ponicom.net/wp-content/uploads/2021/12/email-g08a5be465_640.png)
Googleスプレッドシートの条件付き書式にはいくつかの書式ルールが準備されており、特定の文字や数値条件と一致するセルに色づけできます。今回はカスタム数式を使って条件と一致する行全体、列全体に色づけする方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
今回のポイント
![スプレッドシートの条件付き書式で行全体・列全体に色づけする方法](https://ponicom.net/wp-content/uploads/2024/05/row-color-7-1.png)
行または列全体に色づけするには、ポイントは、次の通りです。なお <> はノットイコールを表す演算子なので、<>”” は「空白でない」を意味します。
- 書式のルールは「カスタム数式」を使用する。
- 行全体に色づけする場合、列のみ固定する。
- 列全体に色づけする場合、行のみ固定する。
入力したら行全体の色を変える方法
![スプレッドシートで入力したら行全体を色づけする方法](https://ponicom.net/wp-content/uploads/2024/05/row-color-3.png)
セルに文字を入力したら、行全体の色が変わるようにする方法です。
![スプレッドシートで入力したら行全体を色づけする方法](https://ponicom.net/wp-content/uploads/2024/05/row-color-2.png)
まず色づけする範囲を選択し、表示形式タブから[条件付き書式]を開きます。
ショートカットキー:[Alt]+[O]→[F]
![スプレッドシートで入力したら行全体を色づけする方法](https://ponicom.net/wp-content/uploads/2024/05/row-color.png)
書式ルールから[カスタム数式]を選択し、数式欄に =$B2<>”” を入力します。
セル(B2)部分にはトリガー列の先頭のセルを指定し、列記号の前に$を付けるのがポイントです。
入力したら列全体の色を変える方法
![スプレッドシートで入力したら列全体を色づけする方法](https://ponicom.net/wp-content/uploads/2024/05/row-color-6.png)
セルに文字を入力したら、列全体の色が変わるようにする方法です。
![スプレッドシートで入力したら列全体を色づけする方法](https://ponicom.net/wp-content/uploads/2024/05/color-6.png)
書式ルールから[カスタム数式]を選択し、数式欄に =B$2<>”” を入力します。
セル(B2)部分にはトリガー行の先頭のセルを指定し、行番号の前に$を付けるのがポイントです。
その他の条件
![スプレッドシートで行全体・列全体の色づけする方法](https://ponicom.net/wp-content/uploads/2024/05/row-color-5.png)
チェックしたら行全体に色を付ける:=$B2=true
デフォルトでチェック入りの状態が true、チェックなしの状態が false に定義されています。
![スプレッドシートで行全体・列全体の色づけする方法](https://ponicom.net/wp-content/uploads/2024/05/row-color-8.png)
今日の日付の行全体に色を付ける:=$A1=today()
TODAY関数は、現在の日付に対応するシリアル値を返します。
TODAY関数の構成要素:(なし)
![スプレッドシートの条件付き書式で行全体に色づけするほう穂う](https://ponicom.net/wp-content/uploads/2024/06/row-color-9.png)
土曜日の行全体に色を付ける:=weekday($A1)=7
WEEKDAY関数は日付に対応する曜日を、指定した種類の番号方式で返します。デフォルトで日曜=1~土曜日=7 の数値で定義されています。
WEEKDAY関数の構成要素:(日付, [種類])
![](https://ponicom.net/wp-content/uploads/2024/06/row-color-10.png)
日付が過ぎたら行全体に色を付ける:=$A1<today()
特定の日付より前を指定する場合、TODAY関数の部分に任意の日付を入力します。
比較演算子:以下(<=)、より小さい(<)、以上(>=)、より大きい(>)、等しくない(<>)