【UNIQUE関数】複数列を指定する方法!離れた列も!

UNIQUE関数を使うと、大量のデータから重複しない一意の値を簡単に抽出できます。この記事では、隣接する列だけでなく、離れた複数の範囲から一意の値を抽出する方法を、ExcelとGoogleスプレッドシートに分けて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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複数の列を指定する方法【Excel】

隣接する複数の列をまとめる場合

縦方向にまとめる

【UNIQUE関数】複数列を指定する方法!離れた列も!

隣接する複数列から一意の値を抽出する場合、UNIQUE関数TOCOL関数を組み合わせます。

たとえば、A列とB列の範囲から一意の「商品名」を抽出する場合、数式は次のようになります。

例:=UNIQUE(TOCOL(A2:B5))

この数式では、まずTOCOL関数で範囲を1列に変換し、その結果をUNIQUE関数で処理しています。

横方向にまとめる

【UNIQUE関数】複数列を指定する方法!離れた列も!

隣接する複数行から一意の値を抽出する場合、UNIQUE関数TOROW関数を組み合わせます。

たとえば、3行目と4行目の範囲から一意の「商品名」を抽出する場合、数式は次のようになります。

例:=UNIQUE(TOROW(B3:E4),TRUE)

この数式では、まずTOROW関数で範囲を1行に変換し、その結果をUNIQUE関数で処理しています。

ポイント:UNIQUE関数の[列の比較]引数にTRUEを指定することで、列同士を比較することを明示します。

離れた複数の列をまとめる場合

縦方向にまとめる

【UNIQUE関数】複数列を指定する方法!離れた列も!

離れた複数列から一意の値を抽出する場合、TOCOL関数に複数の列をまとめた配列を渡します。

たとえば、A列とC列の範囲から一意の「商品名」を抽出する場合、数式は次のようになります。

例:=UNIQUE(TOCOL((A2:A5,C2:C5)))

ポイント:この数式では、内側の(A2:A5,C2:C5)でそれぞれの列を1つの配列としてTOCOL関数に渡します

横方向にまとめる

【UNIQUE関数】複数列を指定する方法!離れた列も!

離れた複数行から一意の値を抽出する場合、TOROW関数に複数の行をまとめた配列を渡します。

たとえば、3行目と5行目の範囲から一意の「商品名」を抽出する場合、数式は次のようになります。

例:=UNIQUE(TOROW((B3:E3,B5:E5)),TRUE)

ポイント:この数式では、内側の(B3:E3,B5:E5)でそれぞれの行を1つの配列としてTOROW関数に渡します

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複数の列を指定する方法【スプレッドシート】

複数の列をまとめる場合(隣接する列・離れた列)

縦方向にまとめる

【UNIQUE関数】複数列を指定する方法!離れた列も!

複数列から一意の値を抽出する場合、中括弧 {} 内に、それぞれの列をセミコロン ; で区切りながら入力します。

たとえば、A列とB列の範囲から一意の「商品名」を抽出する場合、数式は次のようになります。

例:=UNIQUE({A2:A5;B2:B5})

ポイント: この方法は、列が隣接している場合でも、A2:A5C2:C5のように列が離れている場合でも同じように使用できます。

横方向にまとめる

【UNIQUE関数】複数列を指定する方法!離れた列も!

複数行から一意の値を抽出する場合、中括弧 {} 内に、それぞれの行をカンマ , で区切りながら入力します。

たとえば、3行目と4行目の範囲から一意の「商品名」を抽出する場合、数式は次のようになります。

例:=UNIQUE({B3:E3,B4:E4},TRUE)

ポイント: この方法は、行が隣接している場合でも、B3:E3B5:E5のように行が離れている場合でも同じように使用できます。また、UNIQUE関数の[列の比較]引数にTRUEを指定することで、列同士を比較することを明示します。

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