Excelで消費税(税込み)を計算する方法【自動】

エクセルで税込み価格(10%・8%)を計算する方法です。税率に変更があった場合にも、一括で自動計算できる方法をご紹介します。消費税だけの出し方や、1円ずれる場合の解決方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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税込み価格(10%)を計算する方法

エクセルで税込み(10%)を計算する方法

本体価格から税込み価格を計算するには、価格に税率(1.10)を掛け算します。

税率はセル参照にして、[F4]キーで固定しておくと便利です。例えば C2*$A$2 なら数式をコピーしても税率を参照し続け、税率に変更があった場合も一括で修正できます。

税込みを切り捨てて計算する方法

エクセルで税込みを切り捨てで計算する方法

ROUNDDOWN関数の桁数に 0 を指定すると、数値の小数点以下を切り捨てます。

例えば ROUNDDOWN(C2,0)*$A$2 なら 1,000.3円 を 1,000円 に切り捨て後に 1.1 を掛け算するので、1,000*1.1 はちょうど 1,100円 です。

ROUNDDOWN関数の構成要素:(数値,桁数)

エクセルで税込みを切り捨てで計算する方法

税率を掛けてから切り捨てる場合の数式は、ROUNDDOWN(C2*$A$2,0) です。

例えば 500.92 を切り捨て後に税率を掛けると 500*1.1=550ですが、500.92*1.1=551.012 のように税率を掛けてから切り捨てると価格は 551円 になります。

税込みを四捨五入して計算する方法

エクセルで税込みを四捨五入して計算する方法

ROUND関数の桁数に 0 を指定すると、数値の小数点以下を四捨五入して整数にします。

例えば ROUND(C2,0)*$A$2 なら 1,000.3円 を 1,000円 に四捨五入後に 1.1 を掛け算するので、1,000*1.1 はちょうど 1,100円 です。

ROUND関数の構成要素:(数値, [桁数])

エクセルで税込みを四捨五入して計算する方法

税率を掛けてから四捨五入する場合の数式は、ROUND(C2*$A$2,0) です。

例えば 500.92 を四捨五入後に税率を掛けると 501*1.1=551.1ですが、500.92*1.1=551.012 のように税率を掛けてから四捨五入するとちょうど 551円 になります。

税込みを切り上げて計算する方法

エクセルで税込みを切り上げて計算する方法

ROUNDUP関数の桁数に 0 を指定すると、数値の小数点以下を切り上げます。

例えば ROUNDUP(C2,0)*$A$2 なら 1,000.3円 を 1,001円 に切り上げ後に 1.1 を掛け算するので、1,001*1.1 は 1,101.1円 です。

ROUNDUP関数の構成要素:(数値,桁数)

エクセルで税込みを切り上げて計算する方法

税率を掛けてから切り捨てる場合の数式は、ROUNDDOWN(C2*$A$2,0) です。

例えば 500.92 を切り上げ後に税率を掛けると 501*1.1=551.1 ですが、500.92*1.1=551.012 のように税率を掛けてから切り上げると価格は 552円 になります。

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消費税を計算する方法

エクセルで税抜きを計算する方法

税込み価格から税抜き価格を計算するには、税込み価格を税率(1.10)で割り算します。

例えば 1,100円 の税抜き価格なら、1,100/1.1=1,000円 です。税率は $A$2 のようにセル参照にして、[F4]キーで固定しておきましょう。

エクセルで消費税だけ出す方法

消費税は、税込み価格と税抜き価格との差額です。

つまり 税込み価格(1,100)-税抜き価格(1,000)=100 で計算できます。

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消費税が1円ずれる原因

エクセルで消費税が1円ずれる原因

本体価格 1,000円 の税込み価格が、 1,101 円になってしまいました。これは 1,000.8円 のように、小数点以下の値が隠れているのが原因です。

このような場合、ROUNDDOWN関数で小数点以下を切り捨て後に税率を掛け算します。

指定した数値を最も近い整数に切り捨てる、INT(数値) を使用してもOKです。

エクセルで消費税が1円ずれる原因

小数点以下の数値は存在していても、表示されていないことがあります。

このような場合、ホームタブの[小数点以下の表示桁数を増やす]をクリックすると確認可能です。

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