Googleスプレッドシートで営業日と営業日数を計算する方法

Googleスプレッドシートで営業日後の日付や、営業日前の日付を計算する方法をご紹介します。2 つの期間の営業日数を計算する方法や、営業日のみ表示するカレンダーを作成する方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

営業日を計算する方法

WORKDAY関数は開始日から起算して、土日と指定した祝日を除く日数後の日付を計算します。

例えば WORKDAY(A2,2,F2:F18) なら、土日と祝日を除く 2 日後の日付は 5/8 です。祝日は省略可能で、省略すると土日のみ除いた営業日数後の日付を返します。

日数に負の値を指定すると、開始日より前に遡って日付を計算します。

WORKDAY関数の構成要素：(開始日, 日数, [祝日])

土日以外の曜日を休業日とする場合は、WORKDAY.INTL関数を使用します。

WORKDAY.INTL関数は開始日から起算して、任意の週末と指定した祝日を除く日数後の日付を計算します。例えば水曜日を週末とするなら、WORKDAY.INTL(A2,2,14,F2:F18) です。

週末番号の指定方法は、コチラをご参照ください。

WORKDAY.INTL関数の構成要素：(開始日, 日数, [週末], [祝日])

開始日が土日・祝なら翌営業日を取得する場合、開始日に 1 を減算し日数に 1 を指定します。

例えば WORKDAY(A2-1,-1,祝日表) なら、開始日がゴールデンウィークに当たる 5 日間はすべて次の営業日 5/8 を返します。

開始日が土日・祝なら前業日を取得する場合、開始日に 1 を加算し日数に -1 を指定します。

例えば WORKDAY(A2+1,-1,祝日表) なら、開始日がゴールデンウィークに当たる 5 日間はすべて直前の営業日 5/2 を返します。

NETWORKDAYS関数は開始日から終了日の日数を、土日と指定した祝日を除いて計算します。

例えば NETWORKDAYS(A1,A10,F2:F18) なら、土日と祝日表の日付を除いた日数は 5 です。祝日は省略可能で、省略すると土日のみ除いた営業日数を返します。

祝日に指定できるのは、日付を含む一連のセルか日付を示すシリアル値です。

NETWORKDAYS関数の構成要素：(開始日, 終了日, [祝日])

土日以外の曜日を休業日とする場合は、NETWORKDAYS.INTL関数を使用します。

NETWORKDAYS.INTL関数は開始日から終了日の日数を、任意の週末と指定した祝日を除いて計算します。例えば水曜日を週末とするなら、NETWORKDAYS.INTL(A2,A10,14) です。

週末番号の指定方法は、コチラをご参照ください。

NETWORKDAYS.INTL関数の構成要素：(開始日, 終了日, [週末], [祝日])

まず先頭のみ日付のみ、手入力します。それ以降のセルには 先頭のセル +1 を入力し、オートフィルでコピーしてください。詳しくはカレンダーの作り方で解説しています。

休業日に色をつける場合は表示形式他部の[条件付き書式]から、[条件を追加]をクリックします。

セルの書式設定の条件を[カスタム数式]に設定し、数式欄にWEEKDAY関数を入力します。

例えば水曜日に色付けするなら WEEKDAY(A$1)=4、日曜日に色付けするなら WEEKDAY(A$1)=1 です。セル参照(A1)部分には、日付の先頭のセルを指定してください。

日付を縦方向に入力している場合は、$A1 のように列記号の前に固定記号($)をつけます。

WEEKDAY関数の構成要素：(日付, [種類])

営業日の日付のみ表示させる場合は、WORKDAY関数の日数に 1 を指定します。

例えば先頭の日付のみ入力し WORKDAY(A1,1) をオートフィルでコピーすれば、土日を含まない連続した日付を入力可能です。※祝日を除く場合は、別途祝日の範囲を指定してください。

営業日が土日を含む場合は、WORKDAY.INTL関数の日数に 1 を指定します。

例えば WORKDAY(A1,1,”1001000″) なら、月木を含まない連続した日付を入力可能です。今回は週末を、月曜日から始まる 0(営業日) と１(非営業日) を使用した 7 文字で表しています。

2024年度の、祝日の日付と曜日および祝日の名称です。

表全体を選択した状態でコピーし、そのまま貼り付けて使えます。曜日と名称が不要な場合は、シート上にて削除してください。