Googleスプレッドシートの入力規則の使い方まるわかり解説

Googleスプレッドシートの入力規則で入力をプルダウン式にする方法や、カレンダー式にする方法をご紹介します。カスタム数式を使用して、入力を半角数字のみに制限する方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

入力規則でリストを作成する方法

入力規則の条件にリスト入力を指定すると、リスト以外の入力に警告を表示させたり、入力を拒否したりすることができます。なおプルダウン式にするかどうかは選択可能です。

選択肢のリストを挿入する方法

まず、リストを挿入する列またはセル範囲を選択してください。

次にデータタブの データの入力規則 から +ルールを追加 をクリックします。

条件から プルダウン(範囲内) を選び、データ範囲を選択 を開きます。

事前に準備しておいたリスト範囲を選択し、OKボタンをクリックします。※今回はA列の2行目以降にリストを挿入したいので、適用範囲を A1:A1000 から A2:A1000 にしました。

色アイコン(○)からチップの色を選択し、完了を押せばリストの完成です。

詳細オプションを開くと、データが無効の場合の設定や、表示スタイルの設定ができます。

今回のように選択肢が少ない場合、リストを直接指定することも可能です。

入力規則の条件から プルダウン を選択し、アイテム欄に選択肢を手入力していきます。なお無効なデータの場合を 警告を表示 にすると、リスト外の値も入力可能になり警告のみ表示されます。

選んだ選択肢で色を付ける方法

作成したプルダウンリストに色を付ける場合、表示形式から「条件付き書式」を開きます。

セルの書式設定の条件から「次を含むテキスト」を選択し、対象のテキストを指定してください。例えば 東京 を指定すると、リストから 東京 を選んだ場合のみ色がつきます。

対象リストの行全体に色を付ける場合は、まず適用範囲に色づけする範囲全体を指定します。

次にセルの書式設定の条件から「カスタム数式」を選択してください。数式には先頭のセルを指定し、列記号の前に $ を付けます。

例えば =$A1=”東京” を指定すると、リストから東京を選択した行全体に色が付きます。

入力規則で半角数字のみ入力する方法

まず半角数字のみに入力制限をする範囲を選択し、入力規則からルールを追加します。

次に 条件 から「次より大きい」を選択してください。例えば数値に -1000 などを指定しておけば、-1000 より大きい半角数字のみが入力可能です。

最後に 無効なデータの場合 を「入力拒否」に設定し、保存をクリックします。

入力規則を指定したセルに全角数字を入力してみると、入力が拒否されました。スプレッドシートでは全角数字が文字として認識されるため、半角数字以外の入力を拒否できます。

入力規則で日付をカレンダー入力にする方法

まず日付入力にする範囲を選択し、入力規則からルールを追加します。

次に入力規則の条件から「有効な日付」を選択し、完了ボタンをクリックしてください。

入力規則を設定した範囲のセルをダブルクリックすると、例のようにカレンダーが表示されます。

カレンダーから日付をクリックするだけで、日付を入力可能です。該当の範囲に日付以外のデータが入力された場合は、警告が表示されます。

入力規則のカスタム数式の使い方

まず入力規則を設定する範囲を選択し、入力規則からルールを追加します。

次に入力規則の条件から、「カスタム数式」を選択してください。例としてISODD関数を入力すると、セル範囲の入力を 奇数数字のみ に制限できます。

カスタム数式の条件にREGEXMATCH関数を指定すると、より幅広い条件指定が可能です。正規表現を使用した REGEXMATCH関数 の使用例をいくつかご紹介します。

• アルファベットのみ：=REGEXMATCH($A1, “^[A-Za-z]+$”)
• 半角数字のみ：=REGEXMATCH(TO_TEXT($A1), “^-?[0-9.]+$”)

入力規則を解除する方法

まず入力規則が設定されているセルを選択し、データタブから「データの入力規則」を開きます。

次に適用されているルールを確認し、ゴミ箱アイコン をクリックしてください。