
エクセルで数値の順位を出せるRANK.EQ関数の使い方をご紹介します。 ランキングで並べ替える方法から、同順位が重なった場合の重複回避の手順もまとめました。 「上位3位までに自動で色を付ける」といった条件付き書式の活用法まで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
順位を抽出する(RANK.EQ関数)

指定した「数値」が、「範囲」の中で何位なのかを「順序」に従って返します。
例:=RANK.EQ(B2,$B$2:$B$5,0)
【順序の種類】
- 0(省略時):降順(大きい順)
- 1:昇順(小さい順)
💡 ポイント:範囲のみ「$」をつけて固定(例:$B$2:$B$5)します。
RANK.EQ関数の引数:(数値, 範囲, [順序])
📖 RANK.AVG関数との違い
- RANK.EQ:1位が2人いたら、二人とも「1位」とし、次は「3位」になります。
- RANK.AVG:1位が2人いたら、順位の平均である「1.5位」を返します。
順位で並び替える
Excel 2021以降の場合(SORT関数)

SORT関数を使って、「範囲」を指定した「列」の「順序」に従って並び替えます。
例:=SORT(A2:B5,2,-1)
【順序の種類】
- 1(省略時):昇順(小さい順)
- -1:降順(大きい順)
SORT関数の引数:(範囲, [並べ替える列], [順序], [基準方向])
📖 詳しい解説は「SORT関数の使い方」の記事をご覧ください。
Excel 2019以前の場合(VLOOKUP関数)

【手順】
- データの左側に、RANK.EQ関数で「順位」の列を作成します。
- 任意の列(例:E)に、取り出したい順位(例:1~4)を入力します。
- 順位の隣(例:F)に以下のように入力し、オートフィルで数式をコピーします。
- 例:
=VLOOKUP(E2, $A$2:$C$5, 2, FALSE)
- 例:
💡 ポイント:検索範囲のみ「$」をつけて固定(例:$A$2:$C$5)します。
VLOOKUP関数の引数:(検索値, 検索範囲, 列番号, [検索の型])
📖 同順位がある場合の並び替え

VLOOKUP関数は「最初に見つけたデータ」を抽出するため、同順位があるとエラーが発生します。この問題を解決するために、「重複しない一意の順位」を作成します。
【手順】
順位を表示させたい列(例:A列)に、以下のような数式を入力します。
- 例:
=RANK.EQ(C2,$C$2:$C$5)+COUNTIF($C$2:C2,C2)-1
COUNTIF関数の引数:(検索範囲, 条件)
【数式の解説】
- RANK.EQ関数で、通常の順位を出します。
- COUNTIF関数で、「その値が範囲内に何回目に出現したか」をカウントします。
- 範囲の開始セルのみ固定(
$C$2:C2)することで、数式を下にコピーするたびに範囲が1行ずつ広がり、「自分より上に同じ値がいくつあるか」を数えられます。
- 範囲の開始セルのみ固定(
- 「順位」+「出現回数」-「1」します。
- 1回目に登場した値:
順位 + 1回目 - 1➡ 元の順位のまま - 2回目に登場した値:
順位 + 2回目 - 1➡ 次の順位へ繰り下げ
- 1回目に登場した値:
順位で色をつける(1~3位)

【手順1】
- 色付けしたい数値の範囲(例:A2:B5)を選択します
- 「ホーム」タブ→「条件付き書式」→「新しいルール」をクリックします。

【手順2】
- 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、以下のような数式を入力します。
- 1位に色をつける:
=RANK.EQ($B2,$B$2:$B$5,0)=1 - 3位まで色をつける:
=RANK.EQ($B2,$B$2:$B$5,0)<=3
- 1位に色をつける:
- 「書式」ボタンの「塗りつぶし」から好きな色を選び、「OK」を押します。
💡 ポイント:
- 数値:数値の1番上のセルを、列のみ絶対参照(例:$B2)で指定します。
- 範囲:数値の範囲を絶対参照(例:$B$2:$B$5)で指定します。
【1位・2位・3位を別々の色で分ける場合】
同じ範囲を選択したまま、順位ごとに新しいルールを3回作成します。
- 1位のルール:
=RANK.EQ($B2,$B$2:$B$5,0)=1➡ 赤色など - 2位のルール:
=RANK.EQ($B2,$B$2:$B$5,0)=2➡ 青色など - 3位のルール:
=RANK.EQ($B2,$B$2:$B$5,0)=3➡ 黄色など