シリアル値とは、1900年1月1日 を「1」とする連番です。今回はエクセルやスプレッドシートでシリアル値を日付に変換する関数や、ショートカットキーをご紹介します。日付をシリアル値にする関数についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
エクセルでシリアル値を日付にする方法
TEXT関数は表示形式コードを使用して、数値に書式設定を適用します。
例えば TEXT(A2,”yyyy/mm/dd”) なら、2023/12/13 になります。曜日を表すコードはaaa(aaaa)で、区切り記号はハイフンや文字(月日)にすることも可能です。。
- yyyy:4桁の西暦
- yy:下2桁の西暦
- mm:2桁の月名(月名が1桁の場合、先頭をゼロ埋めする)
- m:1桁 または 2桁の月名
- dd:2桁の日付(日付が1桁の場合、先頭をゼロ埋めする)
- d:1桁 または 2桁の日付
TEXT関数の構成要素:(数値, 表示形式)
表示形式で日付にする場合、ホームタブの表示形式から[短い日付形式]をクリックします。
表示形式の[ユーザー定義]から、日付形式のカスタマイズが可能です。例えば種類欄の[yyyy]を削除すると、日付から年度を削除できます。
スプレッドシートでシリアル値を日付にする方法
TO_DATE関数は指定した数値を、日付に変換します。
例えば TO_DATE(A2) なら、シリアル値に対応する日付(2023/12/13)を返します。
TO_DATE関数の構成要素:(値)
変換する日付の表示形式を指定する場合は、TEXT関数を使用します。
例えば TEXT(A2,”mm月dd日”) なら、12月13日になります。なおスプレッドシートの場合、曜日を表すコードはddd(dddd)です。
TEXT関数の構成要素:(数値, 表示形式)
表示形式で日付にする場合は表示形式タブの[数字]から、[日付]をクリックします。
さらに詳細な日付の表示形式の設定についは、コチラをご参照ください。
シリアル値を日付にするショートカットキー
キーボードの [Ctrl]+[Shift]+[3] を押すと、表示形式を日付に設定できます。
日付をシリアル値にする関数
DATEVALUE関数は指定した日付の文字列を、シリアル値に変換します。
例えば DATEVALUE(A2) なら、シリアル値の「45273」です。このとき日付は、エクセルやスプレッドシートで認識できる形式の「年・月・日」でなければなりません。
関数内に日付を直接指定する場合は、ダブルクォーテーション(“日付”)で囲います。
DATEVALUE関数の構成要素:(日付文字列)