Googleスプレッドシートで最大値を色付け・抽出するMAX関数の使い方

スプレッドシートで最大値を出すMAX関数の使い方や、条件と一致するデータから最大値を抽出するMAXIFS関数の使い方をご紹介します。最大値に色付けする方法や、日付の最大値を抽出する方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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MAX関数で最大値を抽出する方法

MAX関数の使い方や、MIXA関数との違いをご紹介します。検証範囲内にエラー値が含まれている場合は、どちらも #VALUE!エラー になります。

MAX関数の使い方

スプレッドシートのMAX関数で最大値を抽出する方法

MAX関数は指定した値または範囲の数値を比較し、最大の数値を返します。

例えば MAX(C2:C5) なら価格から最大値を返すので、抽出されるのは 200 です。範囲内に含まれるテキスト値、空白、論理値はすべて無視されます。

MAX関数の構成要素:(値1, [値2, …])

MAXA関数の使い方

スプレッドシートのMAX関数とMAXA関数の違い

MAXA関数は指定した値または範囲のデータを比較し、最大値を返します。MAX関数との違いは、論理値および数値を表す文字列を計算対象とすることです。

範囲にTRUEが含まれる場合は 1 、文字列またはFALSEが含まれる場合は 0 として計算します。

MAXA関数の構成要素:(値1, [値2, …])

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MAX関数で最大値に色付けする方法

スプレッドシートのMAX関数で最大値に色付けする方法

まず色付けする範囲を選択し、表示形式タブから[条件付き書式]を開きます。

次に、セルの書式設定の条件を[カスタム数式]にしてください。

スプレッドシートのMAX関数で最大値に色付けする方法

価格の最大値に色付けする数式は =C2=MAX($C$2:$C$5) です。この場合、価格=MAX関数の結果(300) が成立したセルに色が付きます。

セル参照(C2)にはトリガー列の先頭のセルを指定し、MAX関数に指定する範囲は固定します。

スプレッドシートのMAX関数で最大値に色付けする方法

最大値の行全体に色付けする場合は、ルールの適用範囲を変更します。

数式は =$C2=MAX($C$2:$C$5) のように、条件列を固定してください。これによりMAX()が成立するかの検証はC列に対して行い、色付けは行全体に適用されます。

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MAXIFS関数で条件を指定する方法

スプレッドシートのMAX関数に条件を指定する方法

MAXIFS関数は条件範囲を条件でフィルタ処理し、範囲から最大値を返します。

例えば MAXIFS(C2:C6,A2:A6,”果物”) なら、まずカテゴリーを果物でフィルタ処理します。最大値は範囲(価格)から検索するので、抽出されるのは 1,200 です。

条件に文字列または記号を指定する場合は、二重引用符(“文字列”)を付けてください。

MAXIFS関数の構成要素:(範囲, 条件範囲1, 条件1, [条件範囲2, 条件2, …])

スプレッドシートのMAXIFS関数で複数条件を指定する方法

1つの最大範囲に対し、複数の条件範囲と適用する条件をセットで指定していきます。

例えば MAXIFS(C2:C6,A2:A6,”果物”,C2:C6,”<1000″) ならカテゴリーを果物に、価格を1000円未満にフィルタ処理し、最大値を範囲(価格)から返します。

比較演算子:以下(<=)、より小さい(<)、以上(>=)、より大きい(>)、等しくない(<>)

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日付の最大値(最新の日付)を抽出する方法

スプレッドシートのMAX関数で日付の最大値(最新の日付)を抽出する方法

MAX関数に日付の範囲を指定すると、最大(最新)の日付を返します。

スプレッドシートのMAX関数で日付の最大値(最新の日付)を抽出する方法

日付が最新のセルを抽出する場合、MAX関数の返り値をXLOOKUP関数の検索キーにします。XLOOKUP関数は検索範囲から検索キーを検索し、結果の範囲から値を返します。

例えば XLOOKUP(D2,A2:A5,B2:B5) なら日付から 7/7 を検索し、値 150 を返します。

検索キーにMAX関数を直接指定した場合 XLOOKUP(MAX(A2:A5),A2:A5,B2:B5) も同じです。

XLOOKUP関数の必須要素:(検索キー, 検索範囲, 結果の範囲)

スプレッドシートのMAX関数で日付の最大値(最新の日付)を抽出する方法

同じ日付が複数ある場合は、FILTER関数を使うとすべて抽出可能です。ILTER関数は指定した範囲を、条件を満たす行または列にフィルタ処理して返します。

例えば FILTER(B2:B6,A2:A6=D2) なら日付を 7/7 でフィルタ処理し、結果を値から返します。

条件にMAX関数を直接指定した場合 FILTER(B2:B6,A2:A6=MAX(A2:A6)) も同じです。

FILTER関数の構成要素:(範囲, 条件1, [条件2, …])

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