
Googleスプレッドシートでデータのばらつきを出す「標準偏差(STDEV.P関数)」と「分散(VAR.P関数)」の使い方をわかりやすく解説します。それぞれの数値の意味や使い分けも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
標準偏差とは
標準偏差とは、データが平均値からどれだけ広い範囲に分布しているか(ばらつきの度合い)を数値化したものです。
- 標準偏差が小さい(例:3)の場合:
- ほとんどの人が平均点の付近に収まっていて、ばらつきが少ない。
- 標準偏差が大きい(例:15)の場合:
- 90点以上の人もいれば、60点以下の人もいるなど、平均値から大きく離れたデータが多く、ばらつきが大きい。
標準偏差を求める(STDEV.P関数)

指定した「範囲(母集団全体)」を基に、標準偏差を計算します。
例:=STDEV.P(B2:B6)
STDEV.P関数の引数:(値1, [値2, …])
📖 「STDEV.P」と「STDEV.S」の違い:
標準偏差を求める場合、基本的には「STDEV.P」を使います。
- STDEV.P(母標準偏差): 手元にあるデータ「すべて」を対象に、標準偏差を出します。
- STDEV.S(不偏標準偏差): 標本(大量のデータから100人だけ選んだアンケート結果など)を対象に、標準偏差を出します。標本は実際のばらつきより小さく計算されやすい傾向があるため、「少し数字を大きめに補正して予想する」という処理をしています。統計学や統計調査でよく用いられます。
分散を求める(VAR.P関数)

指定した「範囲(母集団全体)」を基に、標準分散を計算します。
例:=VAR.P(B2:B6)
VAR.P関数の引数:(数値 1,[数値 2],…)
📖 「標準偏差」と「分散」との違いは単位:
どちらも平均値からのデータのばらつきを表す数字で、意味は同じです。ばらつきを計算する過程で数字を一度「2乗」したものが「分散」、平方根を出して元の単位に戻したものが「標準偏差」です。