CEILING関数で時間を切り上げる方法【Spreadsheet・Excel】

GoogleスプレッドシートやExcelで数値を基準値で切り上げるCEILING関数、基準値で切り捨てるFLOOR関数の使い方をご紹介します。時刻を15分単位、30分単位で丸める方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

時間の足し算については、 TIME関数の使い方 で解説しています。

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CEILING関数の使い方

CEILING関数の使い方と、CEILUNG.MATH関数との違いを解説します。CEILING.PRECISE関数は基本的にCEILING関数と同じですが、基準値の符号を無視して数値を常に大きい方に切り上げます。

CEILING関数とは?

ceiling関数の使い方

CEILING関数は指定した基準値の倍数のうち、最も近い整数の倍数に値を切り上げます。

例えば CEILING(2,10) なら 2 に最も近い 10 の倍数は 10 なので、返り値は 10 です。基準値を省略すると、最も近い 1 の倍数に切り上げます(Excel は省略不可)。

なお正の値に対し、負の基準値を指定することはできません。

CEILING関数の構成要素:(値, [基準値])

CEILUNG.MATH関数との違い

ceiling関数とceiling.math関数の違い

CEILING.MATH関数はモードにより、値が負の場合に丸める方向を指定できます。これは負の値に対し、CEILING関数に負の基準値を指定した場合と同じです。

  • 0 または省略:値は大きい方の数値に切り上げられます。
  • 1 :絶対値換算で最も近い倍数値に切り上げます。負の値は元の数値よりも小さくなります。

CEILING.MATH関数の構成要素:(数値, [基準値], [モード])

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CEILING関数で時間を切り上げる方法

ceiling関数で時間を切り上げる方法

CEILING関数の基準値に時間を指定する場合、記入方法は “時:分:秒” です。

例えば CEILING(“8:52:0″,”0:15:0”) なら値を 15 分単位で切り上げるので、9:00:00 になります。基準値が “0:30:0” なら、30分単位です。

ceiling関数で時間を切り上げる方法

CEILING関数の返り値が小数になってしまう場合は、表示形式が自動になっているのが原因です。

対象範囲を[表示形式]タブの[数字]から、[時間]に設定してください。

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FLOOR関数で時間を切り捨てる方法

ceiling関数で時間を切り捨てる方法

FLOOR関数は指定した基準値の倍数のうち、最も近い整数の倍数に値を切り捨てます。

例えば FLOOR(“8:52:0″,”0:15:0”) なら値を 15 分単位で切り捨てるので、8:45:00 になります。

FLOOR関数の構成要素:(値, [基準値])

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