
エクセルを使用しているときにデータ量が多いと、目的のデータを探すのが大変ですよね。そんなとき「Ctrl+F」キーを使えば目的のデータを簡単に見つけられます。エクセルに限らずWebページ状のページ内検索にも使用できる便利なショートカットキーです。
Ctrl+Fの使い方

まず「Ctrl」はキーボードの左下に、「F」は中段の左寄りにあります。Ctrl+Fを使うときのポイントは先に「Ctrl」を押し、そのままCtrlを押したまま「F」を押すことです。
CtrlとFを同時に押したり、先にCtrlを押しても指を離してしまってからFを押しても上手くいかないので、Ctrlを押したままの状態でFを押すことに気を付けましょう。
エクセルで使えるCtrl+F
エクセルにおいて、 Ctrl+Fには大きく分けて「検索」と「置換」の2つの活用方法があります。例えば下の表には「渡辺」が1箇所だけ入っていますが、目視だと探すのが大変です。しかし、「検索」機能を使えばすぐに見つけられます。
また「置換」機能を使えば表のすべての山田に背景色をつけて分かりやすくしたり、「山田太」などに文字自体置き換えることもできます。

エクセルの検索機能の使い方
検索を使って渡辺を探してみます。まず「Ctrl」を押しながら「F」を押すると、【検索と置換】というダイアログボックスが表示されます。赤枠で囲った検索する文字列の欄に「渡辺」と入力し次を検索をクリックすると、渡辺が自動で選択されました。

検索機能を利用してデータの個数を調べる
文字列欄に探したい文字を入力し【すべて検索】をクリックします。検索された全てのセルの位置と共に、左下に「41セルが見つかりました」のように個数も表示されているはずです。このように目的のデータ個数を調べるときにも、検索機能が使えます。

エクセルの置換機能の使い方
置換機能を使ってすべての山田を山田太に変更し、背景は緑色にしていきます。先ほどと同じようにCtrl+Fで検索と置換を開いたら今度は【置換】を選択し、検索する文字列に”置換対象の文字”、置換後の文字列に “置換後の文字”を入力します。
続いて【書式】から【塗りつぶし】を選択し、背景にしたい色を選んだらOKをクリックします。最後に、【すべて置換】をクリックすると、すべての山田が緑背景の山田太に置換されました。

スプレッドシートで使えるCtrl+F
スプレッドシートでは検索ボックスを開いてもエクセルと違って置換タブがないので戸惑う方もいるかもしれませんが、スプレッドシートでも検索・置換の両方が可能です。
チェックボックスのチェックを一括で消す

検索対象のセルを囲い、エクセルと同様「Ctrl」を押しながら「F」を押します。スプレッドシートでは検索ボックスだけが表示されるので、右にあるその他のオプション( ⁝ )をクリックして下さい。

「検索と置換」のボックスが表示されました。今回はチェックボックスのチェックを全て消したいので、検索欄に「true」を、置換後の文字列欄に「false」を入力します。
最後に[すべて置換]をクリックすると選択したセルのチェックを一括ではずせます。
チェックボックスの挿入方法やチェックの数え方については チェックボックスの使い方まとめ で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
[Ctrl]+[H] を押すと、最初から検索と置換を開けます。
ウェブで使えるCtrl+F
Ctrl+Fを使った検索機能は、エクセルだけでなくWeb上でも使えます。検索機能を使えば目的のデータを簡単に見つけたり、 データの個数を算出することもできます。
Webページのページ内検索のやり方

「Ctrl」を押しながら「F」を押すると右上に検索ボックスが表示されるので、ここに探したい文字を入力してください。入力した文字と一致するものがあれば、オメガ9 のように文字背景に色がつくので、文字数の多いサイトでも簡単に目的のデータを見つけられます。
目的のデータが複数あるときは下図のように 3/5 と表示されるので、データの個数を調べることも可能です。Enterキーか△▽を押すと次のデータ位置に1つずつ移動していきます。
Ctrl+Fで出来ることまとめ
エクセル・スプレッドシートで出来ること
- 文字の検索
- 文字の置換
- データの個数を調べる
ウェブで出来ること
- 文字の検索
- データの個数を調べる
「Ctrl+F」は文字の検索や置換はもちろん、目的のデータの個数を算出したり背景に色を付けるなど書式を変更することもできます。置換機能を応用すれば数式内のデータを置き換えるなどの活用方法もあるので、ぜひ色々な場面で使用してみてください。