
EDATE関数は月単位の計算に便利ですが、プラス(+)やマイナス(-)の記号を使って日数を加算すれば「n年nヶ月n日後」の計算も可能です。この記事では、EDATE関数に算術演算子を組み合わせ、年・月・日のすべてを正確に計算する方法を解説します。
EDATE関数の基本
月数を計算する

EDATE関数は、指定した日付から特定の月数だけ後または前の日付を返します。
- 1ヶ月後の日付:
=EDATE(A2,1) - 1ヶ月前の日付::
=EDATE(A2,-1)
EDATE関数の引数:(開始日, [月])
今日を基準に月数を計算する

常に今日の日付から月数を計算したい場合は、開始日にTODAY関数を使います。
たとえば、今日から1ヶ月後の日付を計算したい場合、数式は次のようになります。
例:=EDATE(TODAY(),1)
日数・年数も計算する方法
日数も計算する

EDATE関数で日数も計算したい場合、算術演算子(+や -)で日数を追加します。
たとえば、1ヶ月7日後の日付を計算したい場合、数式は次のようになります。
例:=EDATE(A2,1)+7
年数も計算する

EDATE関数で年数も計算したい場合、DATE関数の月数に「年数 × 12」を指定します。
- 1年後の日付:
=EDATE(A2,1*12) - 1年1ヵ月後の日付:
=EDATE(A2,1*12+1)
EDATE関数のエラーの原因
日付が数字になる

原因
セルの表示形式が「標準」のままになっていると、数字(日付に対応するシリアル値)がそのまま表示されてしまいます。
解決方法
結果のセルを選択し、「ホーム」タブの「数値」にある表示形式を「日付形式」に変更します。
「#####」が表示される

原因
セルの幅が狭い: 計算を表示するのに、セルが狭すぎる。
解決方法
セルの幅を広げる: 「#####」が表示されているセルの右端をダブルクリックするか、ドラッグして幅を広げます。