
エクセルで複数条件を指定できる「IFS関数」の基本の使い方をご紹介します。非対応のバージョン(#NAME?エラーが出る)場合にIF関数で代用する方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
IFS関数の基本(Excel 2019以降)

指定した複数の「条件」のうち、最初に成立した条件の「値」を返します。
例:=IFS(A2>=90,"A",A2>=60,"B")
💡ポイント: 条件が文字列の場合はダブルクォーテーション("")で囲います。
IFS関数の引数:(条件1, 値1, [条件2, …], [値2, …])
【数式の解説】
- 点数が90点以上なら、 「A」 を返します。
- 90点未満だった場合、次の条件に進み、60点以上なら 「B」 を返します。
📖 それ以外(60点未満)の場合:
最後まで条件と一致しなかった場合は、エラーになります。このような場合に特定の文字を表示させたい時は、最後の条件に「TRUE」を指定します。
- それ以外は「C」を表示:
=IFS(A2>=90, "A", A2>=60, "B", TRUE, "C")
IFS関数が使えない場合の代用方法(Excel 2016以前)
条件が3~4個の場合(IF関数を使う)

IFS関数が使えないバージョンの場合、以下のようにIF関数を入れ子します。
例:=IF(A2>=90,"A",IF(A2>=60,"B","C"))
💡 バージョンの確認方法:
- 「ファイル」タブ ➔「アカウント」を開くと、製品情報(Excel 2016など)が確認できます。
IF関数の引数:(論理式, TRUE値, FALSE値)
【数式の解説】
- 外側のIF関数:点数が90点以上なら「A」を、それ以外は「次のIF関数」の判定に進みます。
- 内側のIF関数:60点以上なら「B」を、それ以外は「C」を表示します。
📖 条件が3つ以上の場合:
- 例:
=IF(A2>=90,"A",IF(A2>=80,"B",IF(A2>=70,"C","D")))
条件が多い場合(VLOOKUP関数を使う)

シートの空いている場所(または別シート)に「条件」と「値」の対応表を作成しておき、VLOOKUP関数を使って、その対応表から値を検索します。
例:=VLOOKUP(A2,$D$2:$E$7,2,TRUE)
💡 ポイント:
- 条件が数値の範囲(~以上など)の場合:
- 対応表を「小さい順」に並べ、検索方法を「TRUE(近似一致)」にします。
- 条件が文字列の場合:
- 対応表を作成し、検索方法は「FALSE(完全一致)」にします。
VLOOKUP関数の引数:(検索値, 検索範囲, 列番号, [検索方法])
【数式の解説】
VLOOKUP関数の検索方法を「TRUE(近似一致)」にすると、「指定した数値未満(間にある点数)」を自動でグループ分けしてくれます。