
エクセルでカッコ内の文字を抽出・削除する方法をご紹介します。最新のTEXTBEFORE関数やREGEXREPLACE関数を使う方法から、古いバージョンでも使える代用方法まで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
カッコ内の文字を抽出する
TEXTBEFORE/TEXTAFTER関数を使う(Excel 2024以降)

カッコを区切り文字として、その前後を抽出します。
例:=TEXTBEFORE(TEXTAFTER(A2, "("), ")")
TEXTBEFORE/TEXTAFTER関数の引数:(文字列,区切り文字)
【数式の解説】
- TEXTAFTER関数: 開きカッコより「後ろ」の文字を抽出します(例:
xyz)B)。 - TEXTBEFORE関数:抽出した文字から、さらに閉じカッコより「前」の文字を抽出します。
MID関数とFIND関数を使う(Excel 2021以前)

MID関数を使い、指定した「文字列」の「開始位置」から「文字数」分の文字列を抽出します。
例:=MID(A2, FIND("(",A2)+1, FIND(")",A2)-FIND("(",A2)-1)
【数式の解説】
- 開始位置: FIND関数で、開きカッコの「次の文字」の位置(3)を取得します。
- 文字数: 「閉じカッコの位置(6)」から「開きカッコの位置(3)」を引き算することで、カッコの中身が何文字あるかを算出します。
カッコ内の文字を丸ごと削除する
置換機能を使う

【手順】
- データ範囲を選択し、
Ctrl+Hを押して「置換」画面を開きます。 - 「検索する文字列」 に
(*)と入力します。 - 「置換後の文字列」 は何も入力せず、そのまま「すべて置換」をクリックします。
💡 ポイント: データが全角のカッコ () になっている場合は、検索する文字列にも全角で (*) と入力します。
【「*」の解説】
「任意の文字列」を意味するワイルドカード(*)を使うことで、「カッコに囲まれた文字すべて」を表します。
REGEXREPLACE関数を使う(Excel 2024以降)

REGEXREPLACE関数を使い、テキストから「正規表現」と一致する部分を探し、置換文字列(空白)に置き換えます。
例:=REGEXREPLACE(A2, "\(.*?\)", "")
REGEXREPLACE関数の引数: (文字列, 正規表現, 置換文字列)
📖 詳しい解説は「REGEXREPLACE関数の使い方」の記事をご覧ください。
REPLACE関数を使う(Excel 2021以前)

REPLACE関数を使い、指定した「文字列」の「開始位置」から「文字数」分を、「置換文字列(空白)」に置き換えます。
例:=REPLACE(A2, SEARCH("(", A2), SEARCH(")", A2) - SEARCH("(", A2) + 1, "")
💡 ポイント:カッコの全角と半角が一致していないとエラーになります。
REPLACE関数の引数:(文字列, 開始位置, 文字数, 置換文字列)
【数式の解説】
- 開始位置:
SEARCH("(", A2)- 「開きカッコ」の位置を探し、開始位置にします。
- 文字数:
SEARCH(")", A2) - SEARCH("(", A2) + 1- 「閉じカッコの位置」から「閉じカッコの位置」を引き算します。最後に
+1することで、閉じカッコまで置換対象に含めます。
- 「閉じカッコの位置」から「閉じカッコの位置」を引き算します。最後に