
Excelで時間を計算すると、「24時間でリセットされる」「日付をまたぐと####になる」といった問題が発生することがあります。この記事では、これらの問題の原因であるシリアル値の仕組みから、SUM、MOD、TIMEなどの関数を使った時間の計算方法を解説します。
時間計算の基本(シリアル値)

時間は24時を「1」とする、シリアル値という数値で定義されています。
たとえば、時刻(例:8:00)に「5」という数値を足し算すると、120時間(24時間×5)の加算と同じになります。この場合、計算結果は24時間が5週回って全く同じ時刻の8:00になります。
💡 正しく「5分」を足すには?

TIME関数を使って、次のように記述します。
- 「A2の時刻」に「B2の分」を足す場合:
=A2+TIME(0,B2,0) - 「A3の時間」と「B3の分」を足す場合:
=TIME(A3,B3,0)
TIME関数の引数:(時, 分, 秒)
日付を跨ぐ勤務時間の計算

日付を跨ぐ時間をそのまま計算すると、結果がマイナスになり「######」が表示されます。エラーになるため、この問題を解決するには、以下のような数式を使います。
例:=MOD(B2-A2,1)
MOD関数の引数:(被除数, 除数)
💡 数式の解説:
MOD関数は、割り算の余りを求める関数です。
MOD関数は、正の余りを求めるために、計算の過程で、負の数に対して「1周期(この場合は1)」を足して余りを求めようとします。これにより、マイナスになった計算結果を自動的にプラスに戻すことができます。
24時間を越える時間の足し算

【手順】
- SUM関数で時間を合計します。例:
=SUM(C2:C4) - 合計したセルを選択し、
Ctrl+1を押して「セルの書式設定」を開きます。 - 表示形式から「ユーザー定義」を選び、
[h]:mmのように入力します。