Googleスプレッドシートで区切り位置で分割・改行する関数

Googleスプレッドシートでテキストを特定の区切り位置で分割する、SPLIT関数の使い方をご紹介します。区切り位置で改行して縦方向に分割する方法や、区切り一をセル内改行に置換する方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

区切り位置で分割する方法

SPLIT関数を使うと元のテキストを残したまま、コマンドを使うと元データ自体を特定の区切り位置で分割可能です。対象のテキストは、同じ行の別のセルに分割されます。

SPLIT関数で分割する方法

SPLIT関数 はテキストを、指定した区切り文字の前後で分割します。

例えば SPLIT(A2,”,”) なら、アルファベットをカンマ(,)の前後で別々の列に分割します。区切り文字には、二重引用符(“区切り文字”)を付けてください。

コマンドで分割する方法

まず分割するテキストを選択し、データタブから テキストを列に分割 をクリックします。

区切り位置が自動的に検出され、カンマの前後で分割されました。区切り文字はカンマ、セミコロン、ピリオド、スペースのほかに、カスタム指定することも可能です。

区切り位置で改行する関数

テキストを区切り位置で改行することで、セルで縦方向に分割する方法をご紹介します。TRANSPOSE関数を組み合わせれば、同じ列の別々の行に分割することも可能です。

セル内改行する方法

SUBSTITUTE関数 は指定したテキスト内の、検索文字列を新しい文字列に置換します。新しい文字列には改行コードに当たる CHAR(10) を指定してください。

例えば SUBSTITUTE(A2,”,”,CHAR(10)) なら、テキスト内のカンマを改行に置換します。

TEXTJOIN関数 は結合するテキストの間に、指定した区切り文字を挿入します。

区切り文字には、改行コードに当たる CHAR(10) を指定してください。

例えば TEXTJOIN(CHAR(10),TRUE,C2:G2) のようにテキスト部分に SPLIT関数 の返り値を指定すれば、テキストを区切り位置(,)で改行することが可能です。

別々のセルに改行する方法

TRANSPOSE関数 は、配列または範囲の行と列を入れ替えたデータを返します。

例えば TRANSPOSE(SPLIT(A2,”,”)) のように範囲に SPLIT関数 の返り値を指定すれば、それぞれの列に分割したテキストを転置した状態で取得可能です。